貝印株式会社のプレスリリース
「なでそり™」が金賞に決定!「THOLL」「miness® プチまゆ用カミソリ」「SELECT100® コードレスブレンダー」を含む4製品が受賞
グローバル刃物メーカーの貝印株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:遠藤 浩彰)は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」において、「なでそりTM」「THOLL」「miness® プチまゆ用カミソリ」「SELECT100® コードレスブレンダー」の4製品が受賞いたしましたのでお知らせいたします。
また、本年度は「なでそりTM 」が、特に高い評価を得た「グッドデザイン・ベスト100」に選出され、さらにその中から当社として初めて「グッドデザイン金賞」を受賞いたしました。

今回受賞した4製品は、カミソリや調理器具など、それぞれ異なるカテゴリーの製品でありながら、ユーザーの使いやすさや快適性に寄り添い、機能性と審美性の両立を追求した製品です。
今後も貝印は、刃物メーカーとして培ってきた技術とデザインの力を掛け合わせ、日々の暮らしをより豊かにする製品の開発に取り組んでまいります。
「GOOD DESIGN 2026」受賞製品について
当社初となる「グッドデザイン金賞」を受賞!
受賞製品:なでそりTM
「なでそり」は、肌をなでるように動かすことで、さまざまな方向から毛をそることができる新発想のカミソリです。肌への負担にも配慮したガード構造を採用し、動かす方向を意識せずに直感的で使いやすいシェービング体験を提案しています。
(意匠登録第1793973号・特許第7710557号)
税込価格:1,100円(税込)

【評価コメント】
体毛処理に対する意識の低年齢化を背景に、手のひらで撫でる動作のみで容易に剃毛を可能にした画期的な構造が高く評価された。SNSの普及等に伴い、未成年のムダ毛に対するコンプレックスは男女を問わず増大している。同時に、既存のカミソリによる肌トラブルや怪我が課題となる中、本製品は直感的な操作を実現し、剃毛のハードルを根本から引き下げる秀逸なプロダクトである。5枚の刃を内向きに設ける斬新なアプローチは、高い安全性とともに、非利き手での使用感の向上を実現している。これにより、若年層や初心者のみならず、高齢者や介護現場といった多様なニーズへの展開も期待される。貝印が目指す「切れ味とやさしさ」という企業ビジョンが見事に結実した成果である。
【デザイナーコメント】デザイン担当:落合 章吾、石川 慎二
子どもでも安心・カンタンに「なでるようにそる」というコンセプトを実現するために、刃を5角形に配置することで、方向を問わず、あらゆる方向にすべらせてもそれるカミソリが生まれた。また、刃についている2つの樹脂ガードにより、刃が肌に触れにくい設計を実現した。刃が肌に触れにくいながらも、刃とガードの肌に対する接地面の高さはほとんど変わらないため、きちんと毛をそることができる。樹脂ガードを「クシ状」にすることで、横滑りしても切傷しにくい安心な構造である。本体形状は子どもの手にフィットしやすく握りやすい形に設計した。小中学生の男女子供による使用感に関する調査を実施し、87%以上が安全・カンタンなカミソリだと回答した。医師による商品の使用とWeb調査を実施し、94.3%が、従来のカミソリ(T字)よりも、初めてカミソリを使う人に安心・カンタンな面において、「なでそり」を推奨している。
受賞製品:THOLL

「THOLL」は、世界初※となる5枚刃の替刃式フルメタルレザーです。新規開発した金属製5枚刃の替刃をマグネットで安全に着脱できる独自構造と、快適な剃り心地を実現するスムーズな首振り機構を一つのコンパクトなボディに凝縮。高機能でありながら、どんな生活空間にも自然になじむミニマルなデザインがTHOLLの特徴です。また、フルメタル構造でプラスチックフリーを実現。本体を長く使い続けながら、必要な替刃だけを交換できる、サステナブルな設計としています。替刃パッケージには、ワンデーコンタクトから着想を得た約4mmの薄型個装パッケージを採用。替刃を清潔に保管できるだけでなく、持ち運びやすさにも配慮した形状としています。
※替刃とフロントカバーがマグネットで着脱可能なフルメタルカミソリ(特許第7754149号)
※最小限の刃のみ交換可能なフルメタル替刃(特許第7745615号)
(意匠登録第1822945号)
税込価格:19,800円(税込)※替刃48個入り
発売日:2026年3月10日(火)
【評価コメント】
昨今様々な製品企画開発において環境配慮という視点は不可欠な要素のひとつであるが、ともすれば何かを我慢するデザインとなって着地してしまっているものも市場では散見される。本製品は使い勝手や佇まいを損なうことなく目的を高いレベルで達成している点が評価された。これまで数えきれないほどの製品開発経験があった同社だからこそ、取捨選択の極みとも言えるアウトラインを成立させている。環境配慮と優れた機能性を美しく融合させた本製品が、今後のサステナビリティ市場の新たな基準を牽引していくことを期待する。
【デザイナーコメント】デザイン担当:大塚 淳、日向 紘平
海外を視野に入れた商品として、替刃の交換性と資源の最小化とのバランスに気を使った。替刃本体に「突起」形状を設ける事でノンバーバルでの交換所作誘発を狙った。本体ホルダーはフルメタルでミニマルな一体型としながら、「首振り機構」をコンパクトに組み込み、使いやすさを向上させながらシームレスな形状が摺動する美しさを両立させた。フルメタルにすることで本体重量が重くなりすぎる課題が浮上したが、開口形状による減量とバランスの最適化を行い、結果的に使用時のグリップ性を高めることにも寄与した。
受賞製品:miness® プチまゆ用カミソリ(L型・T型)
「miness® プチまゆ用カミソリ」は、眉まわりなどの細かな部分をケアするために開発したカミソリです。約7mmの超ミニ刃を採用し、狙った部分を見ながら細かなケアがしやすい設計にしています。眉上のラインなどを整えやすいL型と、窓付きハンドル形状により眉間の処理などでも見やすいT型を展開。持ちやすさや肌への安全性にも配慮し、顔まわりのケアをより快適に行えるデザインを追求しています。
(意匠登録第1835376号)
税込価格:308円(税込)※L型・T型共通
発売日:2026年3月2日(月)

【評価コメント】
眉や口元などの細かなケアに着目し、約7mmの小型刃と安全性への配慮を丁寧にまとめた点を評価した。特に、指先で扱いやすいハンドル形状や、刃先の視認性を高める細いネック、三角窓など、使用時の身体の動きと視線を細やかに捉えた設計が秀逸である。小さな道具の中に、安全性と操作性を高い水準で成立させ、日々の繊細なケアを無理なく支えるデザインである。
【デザイナーコメント】デザイン担当:吉成 広夢
指先での扱いやすさが安全性に直結するため、ハンドルには膨らみを持たせ、「つまむ」「握る」といった多様な持ち方に対応した。さらに、L型・T型の両方で刃先の視認性を高める工夫を施している。L型は細いネックを採用して刃まわりの視界を確保し、T型はヘッドに大きな三角窓を設けて剃る部位を直接見えるようにすることで、使用感の向上を図った。
受賞製品:SELECT100® コードレスブレンダー
「SELECT100® コードレスブレンダー」は、コードレスで場所を選ばず使えるブレンダーです。キッチンでの使いやすさを考え、自然な手首の角度で持ちやすいグリップ形状を採用しています。日々の調理で使いやすい機能性と、キッチンになじむシンプルなデザインを両立しています。
(意匠登録1780570号)
税込価格:17,050円(税込)
発売日:2026年3月2日(月)

【評価コメント】
日常的に使う道具は、小さなストレスが使用の障壁になりがちだ。どんなに便利でも、準備や片づけに時間がかかれば、いつしか使わなくなってしまう。この製品の評価点は、まさにその小さなストレスを徹底的に取り除いたところにある。刃物の会社であるがゆえに、パワーだけに頼らない切れ味そのものも含め性能を高めている点が頼もしい。グリップの傾斜も握りやすく、意外に力のかかるブレンド作業の負担を軽減してくれる。企業の強みを巧みに活かし、細部まで造り込まれた製品である。
【デザイナーコメント】デザイン担当:石川 慎二
14,000回転/分のハイパワーなコードレス駆動、幅広い調理に対応する汎用性の高い刃体、鍋やボウル等の容器を傷つけない先端ガードカバーの採用で、「日常使い」ができる実用性を追求した。形状における大きな特徴は傾斜したハンドル部である。これにより、手首を無理に曲げることなく本体を垂直に保持できるため、自然な姿勢のまま調理を行うことが可能である。ボタン配置についても、握った際に指が自然な位置へ置かれるよう最適化した。親指で天面のロックを解除し、人差し指で運転ボタンを押すという一連の動作が、迷いなくスムーズに行えるよう配慮している。また、安全面を考慮し、運転ボタンを一段低い位置に配置することで物理的に誤操作を防止した。さらに、ハンドルとボタンには滑りにくいエラストマー樹脂を採用し、確実なグリップ感と優れた操作性を両立させている。
貝印デザイン部について
クリエイティブディレクターのもと、プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナーが在籍。全貝印商品に関与し、デザイン及びブランドクオリティの向上に向け活動しています。また、プロダクトやパッケージなどにとどまらず、展示会などのクリエイティブにも関与し、企画提案を含め幅広く活動しています。知的財産部とも連携し、新たなアイデアや造形による知的財産を生かした知財・デザイン経営を目指しています。
貝印株式会社
1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。カミソリやツメキリなどの身だしなみを整えるツールやビューティーツール、包丁をはじめとする調理器具や製菓用品、医療用刃物など、生活に密着した刃物を中心に1万アイテムにもおよぶ商品を展開。商品の企画、開発から生産、販売、物流までの一連を行っているグローバル刃物メーカー。
本社:東京都千代田区岩本町3-9-5
代表取締役社長兼CEO 遠藤 浩彰 https://www.kai-group.com
本件に関する読者の皆様からのお問い合わせ先
貝印株式会社 お客様相談室
〒101-8586 東京都千代田区岩本町3-9-5
TEL:0120-016-410(フリーアクセス・ひかりワイド)