docx, xlsx, pptxを閲覧編集できるOSSオフィススイート ibisOfficeをリリース

株式会社アイビスのプレスリリース

株式会社アイビス(東証グロース、証券コード:9343、代表取締役社長:神谷 栄治)は、2026年10月12日に、Word(.docx)、Excel(.xlsx)、PowerPoint(.pptx)形式の文書を閲覧・編集できるオープンソースのオフィススイート「ibisOffice(アイビスオフィス)」をリリースしたことをお知らせいたします。

<ibisOffice概要>

ibisOfficeは、Word(.docx)、Excel(.xlsx)、PowerPoint(.pptx)形式の文書を、Microsoft Officeと同じ見た目で表示し、編集・保存できるオフィススイートです。すべてをRustで書き、描画はGPUで行います。デスクトップ版(Windows 11以降 64bit Intel および互換CPU、macOS 11以降、Apple Silicon)と、インストール不要のWeb版を提供します。Web版はWebAssemblyとWebGPUにより、ブラウザの中だけで動作し、手元のファイルを開くときは、ファイルの中身がサーバーに送られることはありません。

目指しているのは、「Microsoft Officeで作った文書を開いても、見た目が崩れない」ことです。行の折り返し、ページの区切り、表の罫線、グラフの目盛りまで、Officeと同じ結果になるように開発しています。

ibisOfficeはオープンソースソフトウェアで、AGPL-3.0と商用ライセンスのデュアルライセンスで提供します。ソースコードはGitHubで公開しています。

<ibisOfficeの特長>

  • Word(.docx)、Excel(.xlsx)、PowerPoint(.pptx)の3つの形式を、1つのアプリで閲覧・編集・保存可能。

  • 文書(.docx):段落とスタイル、箇条書きと段落番号、表、段組み、縦書き、ルビ、脚注、ヘッダーとフッター、フィールド(ページ番号・目次)、図形・画像・グラフ、ページ設定に対応。

  • 表計算(.xlsx):数式と関数の計算、条件付き書式、オートフィルター、並べ替え、テーブル、ピボットテーブル、グラフ、スパークライン、入力規則、シートの保護などに対応。

  • プレゼンテーション(.pptx):図形・テキスト・表・グラフ・SmartArtの表示と編集、アニメーション、画面切り替え、スライドショーと発表者ビュー(2画面対応)、動画・音声、コメントに対応。

  • マクロ付きのファイル(.docm・.xlsm・.pptm)も開いて保存可能。マクロは実行せず、そのまま残す。

  • Officeと同じ見た目であることを測定で確認。機能ごとに試験用の文書を作り、本物のWord・Excel・PowerPointが書き出したPDFとibisOfficeの描画を、画素の単位で比較。保存したファイルは、Officeで修復なしに開けることを確認。

  • 画面はGPUで描画(WindowsはDirect3D、macOSはMetal、ブラウザはWebGPU)。スクロール、拡大・縮小、シートの切り替えが滑らか。

  • 同じRustのコードが、デスクトップアプリとしても、WebAssemblyとしてブラウザの中でも動作。

<ibisOfficeの強み>

  • ゼロからRustで書いた新しい実装。既存のオフィススイートの古いコードを引き継いでおらず、メモリ安全で、並列処理に強く、高速。

  • 7万を超える試験で、Officeの出力と画素の単位で比較し続け、描画の互換性を仕組みで保証。

  • すべての編集は「コマンド」を通して行われる設計。コマンドは元に戻す・やり直しの単位であり、将来開発予定の共同編集やMCPでサーバーとやり取りする単位にもなる設計。

  • Office Open XMLの国際標準(ECMA-376 / ISO/IEC 29500 / JIS X 4191)に沿って読み書き。

  • 依存するライブラリは、Apache-2.0・MIT・BSDなど商用で使えるライセンスのものだけで、コピーレフトのライブラリは不使用。

<開発の背景>

当社は、クラウドストレージのibisStorage(アイビスストレージ)を提供しています。ibisStorageでは、Officeのファイルのオンラインでのプレビューと編集を、速く、正確に、サーバーに負荷をかけずに行えるようにする必要があります。

今後、ibisStorageのオンライン上で、Word(.docx)形式、Excel(.xlsx)形式、PowerPoint(.pptx)形式のファイルのプレビューおよび編集ができるようにする予定です。

  • 弊社代表取締役社長 神谷栄治のコメント

私は日本のIT貿易赤字を減らしたい、IT自給率を上げたいと日々思いながら活動しています。ibisPaintで外貨を稼ぎつつ、日本企業や行政機関の米国製のプロダクティビティ系の製品依存をさげていきたいと思います。

<処理速度>

ファイルを開いて最初の画面が表示されるまでの時間と、PDFへの変換にかかる時間を、Microsoft Office、LibreOffice、ONLYOFFICEと比較しました。数値は小さいほど速く、かっこ内はibisOfficeの何倍の時間がかかったかを表します。

ファイルを開いて最初の画面が表示されるまで

アプリを起動しておき、ファイルを開かせてから、1ページ目(pptxは1枚目のスライド、xlsxは1シート目の最初の画面)が完全に表示されるまでの時間です。アプリのウィンドウを録画し(最大60フレーム/秒)、ファイルを開かせた時点から画面の変化が止まるまでを、動画から求めました。

PDFへの変換

コマンドラインでPDFに変換し、コマンドを始めてからPDFを書き終えるまでの時間です。変換には、ibisOfficeは「ibisOffice –export pdf」、Microsoft OfficeはAppleScriptで開いてPDFで保存、LibreOfficeは「soffice –headless –convert-to pdf」、ONLYOFFICEはアプリに入っている変換プログラムx2tを使いました。

計測の条件

  • 使ったファイルは、架空のデータと、メタ情報を取り除いた公開の資料から作ったもので、GitHubで公開しています。

<将来展望>

ibisOfficeは、世界でトップクラスのオープンソースのオフィススイートになることを目指しています。

  • ibisStorageのオンライン上での、Word(.docx)形式、Excel(.xlsx)形式、PowerPoint(.pptx)形式のファイルのプレビューおよび編集

  • デスクトップアプリ版は、macOS・Windows・Linuxで、同じ操作と同じ見た目を目指す

  • サーバー版で、複数の人が同じ文書を同時に編集できる共同編集

ibisOfficeの紹介動画は以下をご参照ください。

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=0yjHdK_Cb_8 

製品について

 <ibisOffice製品仕様>

製品名

ibisOffice(アイビスオフィス)

バージョン

0.8.1

対応形式

Word(.docx)、Excel(.xlsx)、PowerPoint(.pptx)、マクロ付きのファイル(.docm・.xlsm・.pptm)

デスクトップ版

Windows 11以降(64bit Intelおよび互換CPU)
 macOS 11以降(Apple Silicon)

Web版

インストール不要。WebGPUに対応したブラウザで動作(WebAssemblyとWebGPU)
SaaSに組み込んで利用することを想定

ライセンス

AGPL-3.0と商用ライセンスのデュアルライセンス

GitHub

https://github.com/ibisjp/ibis-office 

ダウンロード

https://github.com/ibisjp/ibis-office/releases/latest 

Web版

(playground)

https://ibisjp.github.io/ibis-office/ 

紹介動画

(YouTube)

https://www.youtube.com/watch?v=0yjHdK_Cb_8 

<ibisStorageとは>

ibisStorage(アイビスストレージ)は、当社が提供するクラウドストレージです。Explorerにマウントでき、ローカルファイルと同様の操作感でクラウドストレージを利用できます。Word、Excel、PowerPointのファイルは自動でクラウド側のロックを取得し、同時編集を排他制御できます。ファイルの更新履歴の無限世代記録、ゴミ箱からの復元、クラウド側での多重化により、データを安心して保存できます。また、電子帳簿保存法に則った電子帳簿AI-OCR機能も備えています。

 今後、ibisOfficeにより、ibisStorageのオンライン上でWord、Excel、PowerPointのファイルのプレビューおよび編集ができるようにする予定です。

サービス名

ibisStorage(アイビスストレージ)

サイト

https://storage.ibis.ne.jp/ 

株式会社アイビスについて

株式会社アイビスは、モバイルに精通した高度な技術のエキスパート集団です。

モバイル無双で世界中に“ワォ!”を創り続けるというミッションのもと、自社の技術を地球の裏側まで届けるべく、ビジネスをグローバルに展開しております。

会社名

株式会社アイビス

本社所在地

東京都中央区八丁堀一丁目5番1号

代表取締役社長

神谷 栄治

事業内容

モバイルペイントアプリ「ibisPaint」の開発/運営、および受託開発/IT技術者派遣

設立

2000年5月11日

上場市場

東京証券取引所グロース市場(証券コード9343)

URL

https://www.ibis.ne.jp/ 

株式会社アイビスのプレスリリース一覧

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/15594 

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