旭東みらいテクノロジー、AI映像セキュリティの「5段階設計フレームワーク」を公開

現場課題、撮影条件、AI機能、システム構成、運用を一体で設計し、AIカメラを“使える仕組み”へ

株式会社旭東トレーディングのプレスリリース

現場課題、撮影条件、AI機能、システム構成、運用を一体で設計し、AIカメラを“使える仕組み”へ

株式会社旭東みらいテクノロジー(本社:東京都港区、以下「当社」)は、AI映像セキュリティを提案する際の基本的な考え方を整理した「AI映像セキュリティ5段階設計フレームワーク」を公開します。

本フレームワークは、AI対応カメラやレコーダーの機能を紹介するだけでなく、

  1. 現場課題を定義する

  2. 撮影条件を設計する

  3. AI機能を選定する

  4. システム全体を構成する

  5. 運用・検証方法を整理する

という5つの段階を通じて、現場で解決したい課題を、実際に導入・運用できる映像セキュリティシステムへと具体化するためのものです。

当社は、これまで全国500社以上の取引先と継続的に取引し、多様な施設、設置環境、納期、運用条件に応じた製品供給と機器選定に携わってきました。

今回、そこで重視してきた考え方を5つの段階に整理し、2枚の図解資料とともに公開します。

AI機能は、搭載されているだけでは価値にならない

近年、AI対応カメラやレコーダーには、人物・車両の識別、侵入検知、ラインクロス検知、映像検索、人数カウント、ヒートマップ、自動追尾、音声・光による警告など、さまざまな機能が搭載されています。

しかし、製品にAI機能が搭載されていることと、その機能が実際の現場で役立つことは、必ずしも同じではありません。

例えば、同じ「侵入検知」という機能であっても、カメラの設置位置、撮影角度、対象までの距離、昼夜の明るさ、背景の動き、遮蔽物、雨や雪などの条件によって、検知結果は変化します。

また、AIが異常を検知しても、誰が通知を確認し、どのような条件で現場へ連絡するのかが決まっていなければ、その情報を実際の行動につなげることはできません。

さらに、カメラとレコーダーの組み合わせ、録画保存期間、HDD容量、ネットワーク帯域など、AI機能以外のシステム条件も確認する必要があります。

当社は、AI映像セキュリティにおいて重要なのは、機能の多さではなく、

何を把握したいのか。

どのような条件で撮影するのか。

把握した情報を誰がどのように活用するのか。

を一体で考えることだと捉えています。

AI機能は、搭載されているだけでは価値にならない。

現場で使える形にして、初めて意味を持つ。

この考え方を具体的な設計手順にしたものが、今回公開する5段階設計フレームワークです。

旭東みらいの「AI映像セキュリティ5段階設計フレームワーク」

AIカメラを、“使える仕組み”にする。
1. 現場課題を定義する

2. 撮影条件を設計する

3. AI機能を選定する

第1段階:現場課題を定義する

最初に決めるのは、カメラの型番や設置台数ではありません。

「現場で何を把握し、何を守り、どのような判断につなげたいのか」を整理します。

例えば、工場や物流倉庫であっても、求められることは現場ごとに異なります。

  • 立入禁止区域への侵入を早く把握したい

  • 人物と車両を区別して確認したい

  • 事故発生後の映像確認時間を短縮したい

  • 夜間の異常を遠隔地から確認したい

  • 混雑や人の流れを可視化したい

「防犯を強化したい」「AIカメラを導入したい」という要望を、そのまま製品選定に進めるのではなく、確認対象、時間帯、区域、発生後の対応まで具体化します。

第2段階:撮影条件を設計する

AIが対象を判断するためには、必要な映像が適切に撮影されていることが前提となります。主に確認するのは、以下のような条件です。

  • カメラを設置する位置と高さ

  • 対象までの距離

  • 必要な画角と撮影範囲

  • 人物や車両の移動方向

  • 昼間と夜間の明るさ

  • 逆光や照明の影響

  • 柱、棚、車両などによる遮蔽

  • 雨、雪、霧、振動などの環境条件

高画素のカメラを使用しても、対象が小さすぎる、遮られている、夜間に十分な映像が取得できないといった状態では、期待する検知や確認が難しくなる場合があります。

そのため、AI機能を選ぶ前に、対象をどのように撮影するかを設計します。

第3段階:目的に合ったAI機能を選定する

AI機能は、多ければ多いほど良いわけではありません。

リアルタイムで異常を把握したいのか、発生後に必要な映像を短時間で探したいのか、人数や人の流れを確認したいのかによって、適切な機能は異なります。

例えば、次のような機能を目的に応じて検討します。

  • 人物・車両の識別

  • 指定エリアへの侵入検知

  • 仮想ラインの通過検知

  • 人物・車両を条件とした映像検索

  • 人数カウント

  • ヒートマップ

  • PTZカメラによる自動追尾

  • 音声・光による警告

  • 管理者への通知

利用できる機能や条件は、カメラ、レコーダー、システム構成によって異なります。

当社は、機能名称だけで判断するのではなく、現場課題、撮影条件、検知後に求める対応を照らし合わせて選定します。


設計したAIを、現場で使い続けられる形へ。

4. システム全体を構成する

5. 運用・検証方法を整理する

第4段階:システム全体を構成する

AI映像セキュリティは、カメラ単体では成立しません。

AI処理をカメラ側で行うのか、レコーダー側で行うのかによって、利用できる機能や必要な構成は変わります。

当社では、次の要素を一つのシステムとして検討します。

  • カメラの種類と台数

  • レコーダーの対応チャンネル数

  • カメラとレコーダーの互換性

  • AI処理を行う機器

  • 録画画質とフレームレート

  • 必要な録画保存期間

  • HDDの容量と台数

  • PoEスイッチなどのネットワーク機器

  • ネットワーク帯域

  • モニターや確認端末

  • 遠隔確認の方法

  • 既存設備との接続条件

  • 将来の増設可能性

例えば、必要な録画期間を確保するには、カメラ台数、画質、フレームレート、録画方式などをもとに、必要なHDD容量を検討する必要があります。

既存設備を継続利用する場合には、新たに追加する機器やAI機能との互換性も確認します。

カメラ、レコーダー、HDD、ネットワーク機器を個別に選ぶのではなく、安定性、拡張性、運用性を含めたシステム全体として構成します。

第5段階:運用・検証方法を整理する

AIが検知した情報は、確認され、判断され、行動につながって初めて価値を持ちます。そのため、機器構成とあわせて、次のような運用条件を整理します。

  • 誰が通知を受け取るのか

  • どの時間帯に通知を行うのか

  • どのような場合に現場へ連絡するのか

  • 誰が映像を閲覧できるのか

  • 映像をどの程度保存するのか

  • 誤検知が発生した際にどう調整するのか

  • 設定をいつ見直すのか

  • 導入前に何を確認・検証するのか

必要に応じて、設定内容、検知範囲、通知条件などを導入前に確認します。

また、人物や顔などに関する映像情報を取り扱う場合には、利用目的、閲覧権限、保存期間、情報管理などについても、導入する企業や施設側で整理する必要があります。

当社は、AIで「できること」だけでなく、利用条件や制約についても分かりやすく伝えることを重視しています。

設計例:工場・物流倉庫の場合

例えば、工場や物流倉庫から、

夜間に立入禁止区域へ人が入った際、早く把握したい。

事故やトラブルが発生した場合には、該当する映像を短時間で確認したい。
という相談があったとします。

この場合、単に「侵入検知対応カメラ」を選定するだけではありません。

まず、立入禁止区域の位置、主な侵入経路、人物と車両の動線、夜間照明、カメラを設置できる位置などを確認します。

次に、対象を適切に撮影できる画角と設置条件を検討し、人物・車両の識別、侵入検知、映像検索など、目的に合った機能を選定します。

さらに、必要なカメラ台数、レコーダー、HDD容量、ネットワーク機器、遠隔確認方法を含めたシステムを構成します。

最後に、通知を受け取る担当者、確認する時間帯、異常検知後の連絡方法、映像の保存期間などを整理します。

同じ工場や物流倉庫であっても、建物、敷地、照明、既存設備、管理体制によって適切な構成は異なります。

そのため、本フレームワークは固定された製品パッケージではなく、現場ごとに必要な構成を考えるための設計手順として使用します。

旭東みらいが重視する三つの設計原則

1.製品ではなく、現場から逆算する

最初から特定の製品やAI機能を当てはめるのではなく、現場で実現したいことを明確にした上で、必要な機能と機器を選びます。

2.AI、ハードウェア、運用を分断しない

AI機能だけでなく、撮影条件、カメラ、レコーダー、HDD、ネットワーク、通知方法、日常運用までを一つの仕組みとして考えます。

3.「できること」と「必要な条件」を伝える

AI機能の利点だけを説明するのではなく、設置環境による影響、製品ごとの差異、運用上の注意点、想定される制約についても説明します。

設計したシステムを、実際に供給できる体制

当社は、防犯・監視カメラ、レコーダー、HDD、モニター、ネットワーク機器、設置部材および関連アクセサリーを幅広く取り扱っています。

関連製品の年間販売数量は7万点を超え、在庫規模は約7万点に達しています。また、全国500社以上の取引先と継続的に取引しています。

これらの数字は、AIの性能や検知精度そのものを示すものではありません。

一方で、設計したシステムに必要な製品を実際にそろえ、必要な時期に供給し、多様な現場ニーズに継続的に対応するための事業基盤を示すものです。

AI映像セキュリティには、現場課題を理解する力、技術条件を整理する力、適切な機器を組み合わせる力、そして設計した構成を実際に供給する力が求められます。

当社は、これらの力を一体化することで、

現場の課題を理解し、AIを“使える形”にする。

という提案を実現してまいります。

                                    

代表取締役 コメント

AI映像セキュリティの提案で重要なのは、多くの機能を並べることではありません。

現場で何を把握したいのか、その情報を誰が確認し、どのような行動につなげるのかを明確にすることが出発点です。

同じAI機能でも、カメラの設置位置、角度、撮影距離、夜間環境、レコーダーとの組み合わせによって、実際の利用条件は異なります。

旭東みらいテクノロジーは、撮影、AI、録画、ネットワーク、運用を一つのシステムとして整理し、お客様が現場で継続して活用できる形にすることを重視しています。

そして、設計した構成に必要な製品をそろえ、必要な時に現場へ届けるところまでが、私たちの役割だと考えています。

                          

今後の展開

当社は今後、本フレームワークをもとに、工場、物流倉庫、小売店舗、駐車場、オフィス、教育施設、福祉施設など、業種・用途別のAI映像セキュリティ構成例を順次公開する予定です。

また、次回の発表では、法人企業、防犯設備施工会社、電気工事会社、販売代理店、システム事業者に向けた、AI映像セキュリティの提案支援体制について紹介する予定です。

映像セキュリティを、必要な時に、必要な場所へ。

当社は、製品供給とシステム設計の両面から、AI映像セキュリティを現場で活用できる仕組みへと変えてまいります。

株式会社旭東みらいテクノロジーについて

株式会社旭東みらいテクノロジーは、防犯・監視カメラ、ネットワークカメラ、レコーダー、HDD、モニター、ネットワーク機器、設置部材および関連アクセサリーを取り扱う映像セキュリティ企業です。

年間7万点を超える販売実績と約7万点の在庫基盤を有し、全国各地の約580社と継続的に取引しています。これまで培ってきた製品力、供給力および顧客基盤をもとに、現場課題を起点としたAI映像ソリューションの提案を強化しています。

会社名:株式会社旭東みらいテクノロジー

設立:2020年8月

資本金:1,000万円

本社所在地:東京都港区芝浦4-13-23 MS芝浦ビル5F-A

事業内容:防犯カメラ、録画機器および関連アクセサリーの販売

公式サイト:https://miraitech.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先

株式会社旭東みらいテクノロジー

お問い合わせフォーム:https://miraitech.co.jp/inquiry_agency/

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