1台のカメラで複数視点を実現するリモート会議ソリューション“AMLOS“の主要機能をコンポーネント形式で提供開始

キヤノンマーケティングジャパン株式会社のプレスリリース

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親、以下キヤノンMJ)は、カメラ1台で会議・講義の参加者に複数視点を提供できるリモート会議ソリューション“AMLOS(アムロス)”の主要機能を、2026年1月よりソフトウェアコンポーネント形式で販売開始します。本サービスは、2025年11月19日(水)より幕張メッセで開催される「Inter BEE 2025」のキヤノンブースにて展示します。

1台のカメラから複数映像を生成
視聴者に複数視点を提供

”AMLOS(Activate My Line of Sight) “は、キヤノンUSA(Canon U.S.A., Inc. 住所:アメリカ ニューヨーク州メルヴィル 社長:小林伊三夫)が開発した、職場や教室などに設置されたカメラ1台で会議・講義の参加者に複数の視点を提供できるリモート会議ソリューションです。会議・講義で共有されるさまざまなソース(映像・資料・画像)を視聴者側が任意に選択・視聴でき、一方的な映像配信と比べてより有機的で柔軟な会議・講義を実現します。

このたび2026年1月より販売開始するのは、“AMLOS”の3つの主要機能です。具体的には、複数の映像ソースを集約し配信するためのサーバー機能、視聴者による自由な視点選択ができるユーザーインターフェース(UI)機能、そして1台のカメラ映像から複数の画面を生成し、歪み補正や透過処理によって視認性を高める映像処理機能です。これらの機能は、システムインテグレーター向けにソフトウェアコンポーネント形式で提供し、顧客企業の用途や環境に応じて柔軟に組み合わせることで、最適なリモート会議配信システムの構築を支援します。

提供するコンポーネントの概要

■AMLOS Hub(サーバー機能)- 複数のソースを集約・配信

会議・講義で共有されるさまざまなソース(カメラ映像・投影資料・画像等)を集約し、配信を行うサーバー機能です。会議室・教室など小規模スケールでの映像配信に加えて、大規模講堂・ホールなど大人数の視聴者への配信にも対応※1し、講義・イベントにおいて視聴者へ複数視点を提供します。オンプレミス環境での提供です。

※1 構築環境に依存します

■AMLOS Edge(UI機能)- 複数視点の選択を可能にするUI

視聴者が複数視点を自由に選択視聴できるユーザーインターフェース機能です。視聴者は、カメラ映像、ホワイトボード、画面共有、注目してほしい視点など、配信されている複数の映像から最大4画面表示し、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で自由に視点を切り替えられます。さらにシステムインテグレーター側でも顧客企業の用途に合わせた自由な画面設計が可能です。

■AMLOS Camera(映像処理機能)- カメラ1台で複数の映像生成、歪み補正・透過処理

1台のキヤノン製リモートカメラ※2映像から複数の画面を生成したり、映像の歪み補正や透過処理をしたりする機能です。会議全体の画に加えて、任意の箇所(ホワイトボード・黒板・コルクボード等の特定領域)を切り出した映像を部屋に設置されたキヤノンリモートカメラ映像から生成します。ホワイトボード・黒板・コルクボードの切り出し時は歪みを補正した正対表示が可能で、さらに反射や人間の映り込みなどの透過処理により視聴者はボードに描かれたイラストや文字を鮮明に確認できます。

※2 キヤノン製の屋内向け4K PTZリモートカメラに対応。

名称

機能

価格

提供開始日

AMLOS Hub
(サーバー機能)

複数のソースを集約・配信

提供要件により都度見積り*

2026年1月予定

AMLOS Edge
(UI機能)

複数視点の選択を可能にするユーザーインターフェース

提供要件により都度見積り*

2026年1月予定

AMLOS Camera
(映像処理機能)

キヤノンリモートカメラ1台から複数の映像生成
歪み補正・透過処理

提供要件により都度見積り*

2026年1月予定

*価格は提供要件により都度見積り。下記「一般の方のお問い合わせ先」までお問い合わせください。

対応機種

“AMLOS”はキヤノン製リモートカメラシリーズに対応しています。業務用ビデオカメラ同等の4K高画質映像が撮影でき、優れた光学ズームと広い視野角を備えたレンズ、高精度なパン・チルト駆動機構を備え、スムーズな PTZ (パン、チルト、ズーム)動作を実現しています。複数視点で高画質な映像を切り出せる4K映像の撮影や、なめらかなPTZ動作によるカメラ操作など、“AMLOS”の機能を十分に発揮できます。

主なラインアップ

CR-N500(ブラック)
CR-N400/350(ブラック)
CR-N300(ブラック)
CR-N100(ホワイト)

製品名

参考価格(税別)

発売

CR-N700

1,100,000円

2022年12月

CR-N500

600,000円

2021年5月

CR-N400

800,000円

2026年1月下旬予定

CR-N350

540,000円

2026年1月下旬予定

CR-N300

360,000円

2021年6月

CR-N100

198,000円

2023年11月

キヤノンリモートカメラhttps://canon.jp/biz/product/camera/pro-imaging/remotecam

屋内型の映像制作用リモートカメラシステムの新製品2機種を発売(CR-N400/350)https://corporate.jp.canon/newsrelease/2025/pr-1105a

AMLOSコンポーネントの内容

1. AMLOS Hub(サーバー機能)- 複数のソースを集約・配信

  • 会議・講義で共有されるさまざまなソース(カメラ映像・投影資料・画像等)を集約し、配信を行うことが可能なサーバー機能。

  • 大規模講堂・ホールなどの大人数の視聴者への配信にも対応可能※1。

    ※1構築環境等に依存します

2. AMLOS Edge[(齋1] (UI機能)- 複数視点の選択を可能にするUI 

  • カメラ映像、ホワイトボード、画面共有、注目してほしい視点など、複数の視点を自由にレイアウト選択が可能。

  • 最大4画面にて、視聴者は任意のソースをドラッグ&ドロップなどの直感的な操作で視点を切り替えることができる。

  • 顧客企業の要望や提供サービスに合わせた自由な画面設計が可能。

視聴者は複数画面から自由に視点を選択可能(図はイメージ)

3.AMLOS  Camera(映像処理機能)- カメラ1台で複数の映像生成、歪み補正・透過処理

  • 部屋に設置されたキヤノン製リモートカメラ1台から複数の映像を同時に生成可能。部屋全体、任意の場所へズーム、ホワイトボード・ブラックボード・コルクボード部分の抽出を行い、それぞれ個別のフルHD映像を配信。

  • ホワイトボード/ブラックボード/コルクボードなど現場で斜めに配置されたボードでも、切り出して歪みを補正し正対表示できる。

  • 反射や手前に重なる人間の映り込みなどの透過処理を行い、視聴者はボードに描かれたイラストや文字などを鮮明に確認できる。※2

※2 構築環境等に依存します

斜めに配置したホワイトボードの歪み補正の視聴イメージ

〈仕様について〉

詳細はホームページをご参照ください

https://canon.jp/biz/product/camera/pro-imaging/remotecam/accessory/amlos

お問い合わせ先

https://canon.jp/support/contact/bctvall

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