【洗足学園小学校×青山学院大学×株式会社エスシーシー】未来を生きる力「自己説明力」を育むサービスの実証実験を開始

〜「自己説明力=自分の言葉で説明できる力」を育む、次世代の教育DXを推進〜

株式会社エスシーシーのプレスリリース

〜「自己説明力=自分の言葉で説明できる力」を育む、次世代の教育DXを推進〜

青山学院大学(本部所在地:東京都渋谷区)教育人間科学部 教育学科 北澤 武教授と、株式会社エスシーシー(本社:東京都中野区、代表:春日 邦彦、以下「SCC」)は、共同で、生成AIとの対話により授業を復習し自己説明力を育むサービス「まなりぴ」の学習効果を検証する実証実験を洗足学園小学校(所在地:神奈川県川崎市高津区、校長:田中 友樹)において開始します。

■ 本サービス「まなりぴ」について

「まなりぴ」は、青山学院大学との共同研究から生まれた、学習端末上のAIパートナーとの対話を通じて、児童・生徒が学習内容を「自分の言葉で説明する」ことを促す、今までに無い授業復習支援サービスです。AIパートナーが児童・生徒一人ひとりの理解度に合わせて最適な問いを投げかけることで、知識の受動的なインプットに留まらず、思考を整理し「自分の言葉で説明する」アウトプットの機会を創出。これにより、学習内容の深い理解と記憶の定着をサポートします。

まなりぴHP:https://solution.scc-kk.co.jp/manarep/

ご利用イメージ

■ 実証実験の概要

本実証実験では、洗足学園小学校の児童に本サービスを実際に利用してもらい、その学習効果と、教育現場における実用性を検証します。

  • 期間: 2025年11月1日〜2025年11月30日

  • 対象: 洗足学園小学校 5年生 / 社会(歴史)

  • 検証内容: 
    1. 本サービスが、児童の学習内容の理解度向上に寄与するかの検証

    2. 児童の学習意欲や、主体的な学習態度の醸成に与える影響の評価

    3. 本サービスの教育的効果に関する、教員による評価の検証

■ 実証実験への期待と意気込み

今回、実証実験の実施にあたり、関係者の皆様からコメントをいただいております。

【実証実験協力校】洗足学園小学校 教頭 赤尾 綾子先生

子ども達が学校で学んだことを、その日のうちに誰かに説明をする形でアウトプットすることが、学習の定着につながると考えています。しかし、毎日それを続けることは現実的には難しいと思っています。今回、『まなりぴ』がその代わりとなり、子どもの学びを支える存在になれるのではないかと、大きな可能性を感じています。本校は先進的な教育活動を目指しており、変化を恐れず、常にチャレンジする精神が、教員にも子ども達にもあります。こうした実証的な試みに学校全体で協力して参加し、日本の教育をアップデートしていくことが何より大切だと考えています。

今回の『まなりぴ』には、子ども一人ひとりの学び方に合った学習を支援できる点に最も可能性を感じています。「生成AIを使うと、子ども達が思考しなくなる」「人間が考える力を失う」といった懸念をよく耳にします。しかし、この『まなりぴ』では、子ども達に思考を促しながら回答してもらうデザインのため、思考力を奪わずに知識を定着させていくことができると考えています。こうした新しい学び方の価値観を、ぜひ関係者の皆さんとも共有し、「これから学びが変わっていくのだ」という認識を一緒に持っていただければと思います。

【共同研究者】 青山学院大学 教育人間科学部 教育学科 北澤 武教授
株式会社エスシーシー プロジェクトリーダー 大堀 正勝

このたび、挑戦を尊ぶ精神を持つ洗足学園小学校の皆さま、そして青山学院大学 北澤武教授にご協力いただき、『まなりぴ』の検証を実施できることを大変光栄に思います。SCCは創業から50年にわたり、「日本の教育の発展に寄与したい」という想いを胸に、次世代の学びを支える取り組みを続けてまいりました。今回の検証を通じて、教員の負担を減らすだけでなく、子ども達一人ひとりが”自分の頭で考えて言葉にする力”を育む学びの実現を目指していきます。

■ 期間限定で「無料トライアル校」募集中

SCCでは、本サービスの正式リリースに伴い、期間限定で無料でお試しいただけるトライアル校を募集しています。AIを活用した先進的な教育DXにご関心のある教育機関のご担当者様は、ぜひ下記までお問い合わせください。

■ GIGAスクール構想の先へ、「AIによる個別最適な学び」の実現に向けて

GIGAスクール構想により、全国の小中学校で児童・生徒1人1台の学習端末が整備され、教育現場のデジタル化は大きく前進しました。しかし、その一方で、デジタルツールをいかにして「一人ひとりの深い学び」に繋げるかという新たな課題が生まれています。特に、一斉授業の中では児童・生徒個々の理解度を正確に把握し、それぞれに最適化された指導を行うことは難しく、「テストの前だけの暗記学習」から脱却し、知識を応用できる「本当の理解」を育むことが求められています。

「まなりぴ」は、その課題解決に向けた一つの答えです。SCCは今後も、教育現場の声に耳を傾け、テクノロジーの力で子供たちが学ぶ楽しさに目覚め、教育の可能性を広げる挑戦を続けてまいります。

※GIGAスクール構想について:https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00011111.htm

【洗足学園小学校】

本部所在地:〒213-0011 神奈川県川崎市高津区久本2丁目3-1

校長:田中 友樹

小学校サイトURL:https://www.senzoku.ed.jp/

【青山学院大学】

学校法人青山学院は、米国のキリスト教宣教師により創設された3つの学校を源流とし、2024年に創立150周年を迎えました。創設当初から、他者や社会のために自ら進んで行動する「サーバント・リーダー」の育成に努めてきました。

青山学院大学は、11学部27学科を擁する総合大学です。「多様性を尊重する姿勢」や「垣根を越えて協働する力」により研究・教育のさらなる質的向上を目指し、「神と人とに仕え社会に貢献する」教育研究共同体として、これからも時代の要請に応えうる大学の創出に努力を重ねていきます。

本部所在地:〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25

学長:稲積 宏誠

学生数:学部20,051人 大学院・専門職大学院1,459人(2025年5月1日現在)

学部・学科・研究科数:11学部27学科11研究科

大学サイトURL:https://www.aoyama.ac.jp/

【株式会社エスシーシーについて】

独立系SIerとして培ってきた高い技術力と豊富な経験を基に、お客様の課題解決のためのコンサルティングから設計、開発、運用・保守までをワンストップで担うトータルコーディネーターです。グループモットーである「Quality First」のもと、品質だけでなくお客様にとって魅力的であることを大切にし、お客様を第一に考えたソリューションサービスやソフトウェア製品を提供しています。

会社名:株式会社エスシーシー

代表者:代表取締役社長 春日 邦彦

所在地:東京都中野区中野5-62-1(eDCビル)

事業内容:システムインテグレーション、ソリューションサービス、コラボレーション事業、エデュケーションビジネス

URL:https://www.scc-kk.co.jp

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社エスシーシー

〔担当者〕オープンイノベーション推進部/大堀・青木

〔TEL〕 03-3228-4442

〔E-mail〕 <manarep@scc-kk.co.jp>

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