株式会社JVCケンウッドのプレスリリース
株式会社JVCケンウッドの所有する「とんぼ池」を含む「横浜・京浜の森」が、国連環境計画世界自然保護モニタリングセンター(UNEP-WCMC)が管理する国際データベース(WD-OECM)に、OECMとして登録されました。
「横浜・京浜の森」は、横浜市が提唱する「京浜の森づくり」の取り組みとして、企業、市民と行政が協働して、京浜地区の企業の緑地や市民に公開されている施設を、公共の緑や水辺などと合わせて整備しているものです。当社はその一部として、本社・横浜事業所(Value Creation Square)の敷地内に「とんぼ池」を管理・整備しています。
※1:Other Effective area-based Conservation Measuresの略称で、国立公園などの保護区域以外で、生物多様性の保全に資する地域のこと。

当社は、横浜市の「京浜の森づくり」事業の一環として活動するネットワーク「トンボはドコまで飛ぶかフォーラム」の主旨に賛同し、2003年のフォーラム発足当初より参画するとともに、敷地内に「とんぼ池」と名付けた止水池を設置し、ビオトープ(特定の生物が生存可能となる環境条件を整えた空間)として整備しています。また、年1回実施される「トンボはドコまで飛ぶか本調査」※2にも継続して参加しています。
こうした取り組みが評価され、「とんぼ池」を含む「横浜・京浜の森」が、2024年10月に環境省により「自然共生サイト」に認定されたことを受けて、このたび、OECMとして国際データベース(WD-OECM)に登録されました。近年、生物多様性の損失は、気候変動と並ぶグローバルな地球環境課題として認識されています。今回の登録は、2030年までに地球の陸と海の各30%以上を保全しようとする国際目標「30by30目標」の達成に貢献するものです。
※2:京浜臨海部の企業緑地や公園などで、トンボの飛来状況を調査。地域内に生息しているトンボの種類やその個体数の変化、トンボの移動範囲や臨海部と内陸部の自然環境のつながりなどを分析している。
当社は、中期経営計画「VISION2025」におけるサステナビリティ戦略に基づき、環境基本方針「JKグリーン2030」を策定し、「生物多様性の保全」を重点項目の一つに掲げています。今後も、サステナビリティ推進活動の一環として、行政や専門家をはじめ、国内外の事業所の近隣地域と連携しながら、持続的な環境保全活動を続けていきます。
<関連リンク>
国際データベース「Explore the World’s Protected Areas」
JVCケンウッド公式ホームページ サステナビリティサイト 生物多様性の保全ページ
内容は発表時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
www.jvckenwood.com

