パナソニック株式会社 コミュニケーションデザインセンターのプレスリリース

「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」の結果を受け、2027年末をもって一般用蛍光灯の製造・輸出入が禁止されることが決定しています。この重要な転換期を前に、パナソニックでは蛍光灯に関する意識調査を定期的に実施しています。その結果、製造・輸出入禁止の認知は前回(2025年9月実施)の調査から微増という結果でした。一方で、蛍光灯の生産終了まで2年を切る中、家庭の照明環境に対する対応が十分に進んでいない様子が明らかになりました。

■蛍光灯の製造・輸出入禁止についての認知度
・2027年末に蛍光灯の製造・輸出入が禁止されることの認知率は前回調査の57.2%から微増の63.5%。一方、「聞いたことがない」がいまだ約3人に1人。
■製造・輸出入禁止を知ってからの行動
・蛍光灯の製造・輸出入禁止になることを知った後、「LEDへの交換を具体的に検討している」人はわずか8.8%。「特に何も思わなかった、行動しなかった」が38.5%、「今付いている蛍光灯(ランプ)が切れたらLEDへの交換を考えている」が24.6%と、“消極的買い替え派”が多い結果に。
■蛍光灯の使用意向
・半数以上がLED照明への切り替え意向を示しているが、蛍光灯を使用し続けたい層も一定数存在。
使い続けたい理由は、約半数が「今の蛍光灯がまだ使えるから」と回答。
■「交換用LEDランプ」について
・ 蛍光灯の交換用として市販されている「LEDランプ」、約3割の人が使用経験ありと回答。
・約6割が「適合ランプを選べる自信がない」。蛍光灯照明器具とLEDランプの不適切な組み合わせは、発煙・発火など重大な事故を引き起こす恐れも。
■器具の適正交換時期(寿命)の認知と発火リスクの危険性
・3人に1人が照明器具には「適正交換時期(寿命)がある」ことを「聞いたことがない、初めて知った」と回答。「詳しい内容まで知っている」はわずか10.6%。
・適正交換時期(寿命)を超えて使用した場合の発煙・発火等の重大リスクがあることを知らない人は半数以上に。
[調査概要]
・エリア:全国
・調査対象:20代~70代の男女 計7,780人
・調査期間:2026年3月13日~3月16日
・調査方法:インターネット調査
・調査会社:株式会社コレクシア
※調査結果を引用される場合は、「パナソニック調べ」の記載をお願いします。
■蛍光灯の製造・輸出入禁止についての認知度
2027年末に蛍光灯の製造・輸出入が禁止されることの認知率は前回調査の57.2%から微増の63.5%。一方、聞いたことがないという人はいまだ約3人に1人。
2027年末までに蛍光灯の製造および輸出入が禁止になることについての認知率は、「詳しい内容まで知っている(12.1%)」と「聞いたことがある(51.4%)」を合わせると63.5%で、前回調査の57.2%から微増する結果に。しかし、36.5%が「聞いたことがない」と回答し、認知度の向上には課題が残ります。

■製造・輸出入禁止を知ってからの行動
蛍光灯が製造・輸出入禁止になることを知った後、「LEDへの交換を具体的に検討している」のはわずか8.8%。「特に何も思わなかった、行動しなかった」が38.5%、「今付いている蛍光灯(ランプ)が切れたらLEDへの交換を考えている」が24.6%と、“消極的買い替え派”が多い結果に。
2027年末までに蛍光灯が製造・輸出入禁止になることを知った後の行動変容について聞いたところ、「現在LEDへの交換を具体的に検討している」と回答した人はわずか8.8%にとどまりました。一方で、「今付いている蛍光灯(ランプ)が切れたらLEDへの交換を考えている」は24.6%で、 “消極的買い替え派”が多く見られ、さらに38.5%が「特に何も思わなかった、行動しなかった」と回答しています。製造終了が迫る中でも、まだ多くの方が自分ごととして捉えられず、具体的な行動に移せていない実態が浮き彫りとなりました。

■蛍光灯の使用意向
半数以上がLED照明に切り替え意向を示しているが、蛍光灯を使用し続けたい層も一定数存在。
使い続けたい理由は、約半数が「今の蛍光灯がまだ使えるから」と回答。
現在も蛍光灯を使用している部屋について、「2027年末時点で装着している蛍光灯が切れてからLEDに換えたい」が最多の31.6%、次いで「蛍光灯が入手できなくなる前に、LEDに交換したい」が25.9%となり、半数以上がLED照明に切り替える意向を示しています。
2027年末で禁止されるのは「製造と輸出入」であり、その後の販売や使用が禁止されるわけではありません。実際に「2027年末の製造・輸出入禁止までに蛍光灯を買いだめして、使い続けたい」と回答した方は6.2%と、前回の9.7%より減少したものの一定数存在します。
蛍光灯を使い続けたい理由を聞くと、「今の蛍光灯がまだ使えるから」が最多で約半数の49.8%で、「価格が高い」が37.1%、「交換が面倒」が33.1%と続きました。心理的・経済的要因によってLEDへの切り替え意向が抑制されていることが明らかになりました。


■「交換用LEDランプ」について
蛍光灯の交換用として市販されている「LEDランプ」、約3割の人が使用経験ありと回答。
蛍光灯照明器具にそのまま取り付けられる「交換用LEDランプ」の認知と利用状況について聞いたところ、現在「使っている(19.2%)」、または「過去に使っていた(8.3%)」と回答した人は合わせて27.5%で、手軽にLED化できる手段として、約3割の人がランプのみの交換を経験していることが分かります。一方で、その存在を「知らない・聞いたこともない」と回答した人は46.7%でした。

■約6割が「適合ランプを選べる自信がない」。蛍光灯照明器具とLEDランプの不適切な組み合わせは、発煙・発火など重大な事故を引き起こす恐れも。
手軽にLEDのランプへ交換できる一方で、誤ったランプ選びにはトラブルの危険が潜んでいます。蛍光灯照明器具には複数の種類(起動方式※)があることを「知らない」人は63.4%にのぼり、さらに起動方式によって適合する交換用LEDランプが異なることを「知らない」人が53.5%を占めました。
※安定器など電源装置を有する照明器具を点灯させるための仕組みや方法のこと


その結果、自宅の部屋で使用している蛍光灯器具に適合する交換用LEDランプを正しく選べるかという問いに対し、「あまり自信がない(40.7%)」「全く自信がない(19.5%)」と答えた人が合わせて60.2%に達し、約6割の人がランプ選びに対する不安と難しさを抱えていることが分かりました。 知識がないまま、蛍光灯器具に適合しないランプを使用してしまうと、正常に点灯しないだけでなく、場合によっては発煙・発火などの重大な事故を引き起こす恐れがあります。消費者が抱えるランプ選びの難しさが、安全上のリスクにも直結しやすい現状が浮き彫りになりました。

■器具の適正交換時期(寿命)の認知と発火リスクの危険性
3人に1人が照明器具には「適正交換時期(寿命)がある」ことを「聞いたことがない、初めて知った」と回答。「詳しい内容まで知っている」はわずか10.6%。
蛍光灯照明器具に適正交換時期(寿命)があることを知っているか聞いたところ、3人に1人が「聞いたことがない、初めて知った」と回答しました。詳しい内容まで知っている方は10.6%で、前回調査時の9.5%より微増したものの、蛍光灯照明器具の適正交換時期(寿命)は十分に認知されていないことが分かります。

■適正交換時期(寿命)を超えて使用した場合の発煙・発火等の重大リスクがあることを知らない人は半数以上に。
蛍光灯照明器具の適正交換時期(寿命)を超えて使用した際に、発煙・発火等の重大リスクを引き起こす可能性があることについて知っているか聞いたところ、詳しく知っている人はわずか5.8%でした。さらに、「聞いたことがない/初めて知った」と回答した方は前回調査時の56.6%から減少しているものの、52.5%といまだ半数以上にのぼります。

照明工業会やパナソニックでは、LEDへ交換する際、ランプだけでなくLED照明に器具ごと交換することを推奨しています。
▼蛍光灯から器具ごとLEDに交換
https://panasonic.jp/lamp/replace-led.html
▼蛍光灯製造・輸出入禁止やLED照明についてのご質問
https://panasonic.jp/lamp/replace-led-faq.html
調査結果によると、蛍光灯の製造・輸出入が禁止されることの認知は約6割という結果でした。また、蛍光灯は適正交換時期(寿命)を超えて使用したり、直管蛍光灯からLEDランプに交換する際、組み合わせを誤ると重大な事故に繋がる恐れがあるため、器具ごと交換することをおすすめします。正しい知識を身につけ、2027年の蛍光灯の製造・輸出入禁止に向けて計画的にLED照明を導入しましょう。
◇照明のプロが教える、「蛍光灯」と「LED」のキホン
パナソニック エレクトリックワークス株式会社 ライティング事業部
営業企画部 課長 鈴木勝 コメント
蛍光灯終了の話題は、継続的にテレビやニュースなどで取り上げられるため、徐々に認知率も上昇していますが、いまだ約3分の1の方が認識していないという結果でした。ご家庭で多く使われている直管形や丸形の蛍光灯に関して、パナソニックでは2027年9月末まで生産を予定しているため決して焦る必要はありませんが、今のうちから計画的なLEDへの移行を検討されると安心です。
弊社は、LEDへの移行の際、ランプのみではなく器具ごとの交換を推奨しています。長年ご愛用頂いた蛍光灯照明器具ですが、照明器具には安定器という電源部品が入っており、安定器はランプだけを交換しても使われ続けるため、経年劣化していきます。照明工業会が示す適正交換時期は10年、耐用年限は最大15年です。日々の生活に欠かせないLED照明だからこそ、安心してお使いいただく為にも、ぜひ器具ごとの交換をご検討ください。
【プロフィール】

鈴木勝
パナソニック エレクトリックワークス株式会社
ライティング事業部 営業企画部 課長
入社以来、あかりと関わり続け、家庭照明からランプまで多岐に渡る商品知識と歴史に詳しい。現在は家庭向けライティング商品のマーケティングを担当。
Q1:蛍光灯とLEDの見分け方を教えてください
A:照明のカバーをあけて中を見てみてください。一概には言えませんが、蛍光灯はチューブ状のガラス管で、棒状(直管)や円形(丸管)、あるいは2本から4本が連結されたブリッジ形状(ツイン蛍光灯)のものがほとんどです。一方、LEDの場合は光源部分が取り外せないような一体構造になっていたり、黄色やオレンジのツブツブ(LEDの粒)がたくさん並んでいる構造のものが多いです。また型番が確認可能であれば、ランプの根元の樹脂部分や、端部をみると蛍光灯の場合はF(Fluorescent Lampの略)からはじまる品番がほとんど(電球型蛍光灯はEF)ですので、品番の記載があるものは、確認してみてください。



Q2.蛍光灯からLED照明に交換できる場合と工事が必要な場合、それぞれ見分け方はありますか?
A:天井に下記のような、引掛シーリングなどの配線器具がついている場合は、シーリングライトやペンダントライトはご自身で取り外してLED照明器具に交換が可能です。ご自身でLED照明に交換できないケースとしては、天井や壁に直付け(または埋め込み)されているシーリングライト、キッチンや洗面所の照明器具、コンパクト形蛍光灯(ツイン蛍光灯)を使ったダウンライトなどを交換する場合です。この場合一般的に電気工事が必要となります。これらの作業には「電気工事士」の資格が必須ですので、お近くの電器店・工事店にご相談ください。
〇天井に下記のような配線器具があれば自分で交換可能です。

配線器具がなく天井に直に設置されている照明器具は交換に工事が必要になる可能性がありますので、
お近くの電器店・工事店にご相談ください。
Q3.電気工事にかかる費用はどれくらい?
A:費用は事前調査や工事費、出張費など電器店・工事店によって異なるため、各店舗へお問い合わせください。工事にかかる時間の目安は、例えば流し元灯の交換など一般的(※1)な電気工事の場合、1か所あたり数分~15分程度です。
※1:取り付けのための壁・天井の補強工事や配線位置の変更等がない場合。
設置場所や工事の内容により異なります。また電気工事ができない場合もあります。
Q4. 以前、蛍光灯照明からLEDシーリングライトに交換していれば、そのままでいいですか?
A:LEDであっても10年以上使っている場合は、点検・交換の検討が必要です。
照明器具の適正交換時期は約10年です。LEDシーリングライトが登場してから10年以上経っているため(パナソニックは2011年から発売)、出始めの頃に交換して10年以上使っている場合は、点検・交換をおこなってください。外観に異常がなくても内部の劣化は進行しています。またLEDモジュールの劣化に伴い明るさは徐々に落ちて暗くなっていくため、快適性が損なわれている可能性があります。
ここからは、天井に適合する配線器具がついていて、ご自身で交換できる場合におすすめのLEDシーリングライトをご紹介します。
■リビング・ダイニングに画面も文字も見やすい光 パルックLEDシーリングライト スタンダードシリーズ
画面や文字が見やすい光「パソコンくっきり光(特許*1)」と「文字くっきり光(特許*2)」を搭載。リモコン操作により、明るさや光の色を簡単に調整でき、ボタンひとつでシーンに合わせた照らし方が可能です。さらに、起床時や就寝前に便利な自動点灯・自動消灯機能、リラックス時におすすめの「ゆらぎモード」や居留守を装う「るすばんタイマー」などで、日々の生活をより快適にサポートします。
また、虫が入りにくい構造に加え、「虫ブロック」機能を搭載しているため、お手入れも簡単。清潔で快適な空間を保ちやすくなっています。さらに、蛍光灯からLED照明に取り替えることで、10年間で約29,000円(※2)の節約が可能です。

*1 特許第6735514号 パソコンくっきり光(5000K Duv-4)
*2 特許第6064205号 文字くっきり光(6200K+明るさ)
※2:当社2010年発売100形ツインパルック蛍光灯器具(HHFZ4340)と2025年発売LEDシーリングライト(HH-CM1234A)との比較を参考として表記。100形ツインパルック蛍光灯器具(HHFZ4340)は生産完了。
電気料金は、1日5.5時間、年間2,000時間使用。電力量目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月改訂]で計算。当社調べ。使用条件により変わることがあります。

▼パルック LEDシーリングライト スタンダードシリーズ
https://panasonic.jp/light/2025-standard.html
■子ども部屋や内玄関などに工事不要(※3)で2ステップかんたん取り付け パルックLEDシーリングライト コンパクトシリーズ
アダプタを取り付けて、 器具を押し上げるだけの2ステップで簡単に取り付けできます。コンパクトなのに、 6畳、8畳のお部屋も明るく照らせます。またシリコンで本体とカバーが密閉されており、一体構造になっていますので、虫やホコリが入りにくく、お手入れはサッと拭くだけです。さらに蛍光灯からコンパクトシリーズに取り替えると消費電力を大幅に削減できるので、8畳の場合、電気代が年間で約2,520円、10年で約25,200円もお得になります(当社比)


• 当社2004年発売蛍光灯器具(HHLZ402)と2024年発売コンパクトシリーズ 外径330mm・リモコン対応(LE-RC08D2)との比較を参考として表記。
• 蛍光灯器具(HHLZ402)は2004年発売~2012年生産完了。
• 【算出条件】1日5.5時間、年間2,000時間点灯、使用電力料金(目安単価)31円/kWh(税込)[2022年7月改定]で計算。
▼パルック LEDシーリングライト コンパクトシリーズ 外径330mm・リモコン対応
https://panasonic.jp/light/compact.html
<関連情報>
・LED照明器具(シーリングライト・デスクスタンドなど)
・あかりでできる節電シミュレーション
