DJIは2026年4月9日、小型ジンバルカメラ「Osmo Pocket」シリーズの最新モデル「DJI Osmo Pocket 4」のティザーを公開した。日本時間4月16日(水)21:00に製品が正式に発表されることが確定しており、過去のDJI製品と同様に発表と同時に予約・販売が開始される可能性が高い。
DJI JAPANの公式Xアカウントでは次のように投稿されている。
広がる世界、収まるポケット
Osmo Pocket 4、まもなく登場。
2026年4月16日 | 21:00(日本時間)
通知する👉https://t.co/FzE03yAueQ#DJI #OsmoPocket4 #ビデオカメラ #ジンバルカメラ pic.twitter.com/BxFwgUhisQ— DJI JAPAN (@DJIJAPAN) April 9, 2026

また、DJI公式サイトにはすでにOsmo Pocket 4のティザーページが開設されており、「Osmo Pocket 4、遂に登場へ|まもなく、その手に。」というコピーが掲載されている。
この記事では、公式情報とリーク情報を確度別に整理し、Pocket 4のスペック・Pocket 3との違い・発売日・価格・Pro版の情報・競合製品まで徹底的にまとめる。
公式ティザーで確定した情報
DJIは4月9日にグローバルおよび日本の公式Xアカウントでティザー動画を公開。これにより以下の情報が公式に確定した。
| 発表日時 | 2026年4月16日(水)21:00(日本時間)/12:00 GMT |
| 英語キャッチコピー | “The World In My Pocket” |
| 日本語キャッチコピー | 「広がる世界、収まるポケット」 |
| カメラ構成 | シングルカメラ(確定)——デュアルレンズではない |
ティザー映像では、暗闘からジンバルヘッドのシルエットが浮かび上がり、レンズを通過してイメージセンサー上に風景が展開される演出が施されている。注目すべきは、映像を通じてレンズが1つしか確認できない点だ。事前の噂ではデュアルレンズ搭載も取り沙汰されていたが、標準モデルについてはシングルカメラ構成で確定したとみてよい。
パッケージリークで判明した全スペック
4月上旬にかけて、Creator Comboの製品パッケージ実物写真がリーカーのOsitaLV氏やポルトガルのXdrones Studio氏などを通じて流出。最終製品の箱に印刷されたスペックであるため、ここから変更される可能性は極めて低い。
以下が情報の確度別に整理したスペック一覧だ。
パッケージ印刷で確定(変更の可能性ほぼなし)
| イメージセンサー | 1インチ CMOS |
| ダイナミックレンジ | 14ストップ |
| 内蔵ストレージ | 107GB(転送速度800MB/s) |
| ズーム | 2倍ロスレスズーム(センサークロップ方式・物理ボタン操作対応) |
| オーディオ | 4チャンネル OsmoAudio |
| カラーモード | 10-bit D-Log M |
| 手ブレ補正 | 3軸メカニカルジンバル |
| ディスプレイ | 回転式タッチスクリーン |
複数リークソース一致(信頼度:高)
| 被写体追跡 | ActiveTrack 7.0 |
| スローモーション | 4K/120fps |
| 重量 | 約116g(Pocket 3比 約35%軽量化) |
| バッテリー | 1,545mAh(撮影時間 約200分) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6 |
| その他 | フロントLEDライト内蔵、マグネット式アクセサリーマウント |
未確認・情報が割れている
| 6K動画対応 | リーカーの主張あり。ただしパッケージには記載なし |
| microSDカードスロット | 後述の専用セクションで詳しく解説 |
Pocket 3 vs Pocket 4 徹底比較表
Osmo Pocket 3(2023年10月発売)からどこが進化したのか。主要スペックを並べて比較する。
| 項目 | Osmo Pocket 3(2023年10月発売) | Osmo Pocket 4(2026年4月発表) |
|---|---|---|
| センサー | 1インチ CMOS | 1インチ CMOS |
| ダイナミックレンジ | 非公表 | 14ストップ |
| 内蔵ストレージ | なし(microSD必須) | 107GB / 800MB/s |
| microSDスロット | あり | 情報が割れている |
| ズーム | デジタルズーム(画質劣化あり) | 2倍ロスレスズーム(物理ボタン対応) |
| 被写体追跡 | ActiveTrack 6.0 | ActiveTrack 7.0 |
| オーディオ | 3マイク ステレオ | 4ch OsmoAudio |
| カラー | 10-bit D-Log M | 10-bit D-Log M |
| スローモーション | 4K/120fps | 4K/120fps |
| 重量 | 179g | 約116g(約35%軽量化) |
| バッテリー | 約166分 | 約200分(1,545mAh) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 |
| ジンバル | 3軸メカニカル | 3軸メカニカル |
| 物理ボタン | 電源 / シャッター | +ズーム / カスタム |
| LEDライト | なし | フロント内蔵 |
| 価格(発売時) | $519 / 約74,800円 | $499〜599 / 約75,000〜85,000円 ※予想 |
※Pocket 4の重量・バッテリー・Wi-Fi・LED・価格はリーク情報に基づく。正式発表で変更される可能性がある。
5つの注目アップデート
1. 107GB内蔵ストレージ——SDカード不要時代へ
Pocket 3まではmicroSDカード必須だったが、Pocket 4では107GBの高速内蔵ストレージを搭載。転送速度800MB/sは高ビットレートの4K/120fps撮影にも対応する。「SDカードを忘れた」「カードが壊れてデータが飛んだ」という事態とは無縁になる。
昨今のメモリーカード価格高騰も追い風だ。高速microSDカードの価格は上昇傾向が続いており、内蔵ストレージの恩恵は以前より大きくなっている。
2. 14ストップのダイナミックレンジ
明暗差の激しいシーン(逆光・夜景・窓際撮影など)で白飛び・黒つぶれが大幅に軽減される。Pocket 3でもダイナミックレンジは優秀だったが、14ストップという具体的な数値がパッケージに明記されたのはPocket 4が初めてだ。映像制作用途のBカメラとしての信頼性がさらに高まる。
3. 2倍ロスレスズーム
Pocket 3のデジタルズームは画質劣化が避けられなかったが、Pocket 4はセンサークロップ方式による2倍ロスレスズームを搭載。画質を犠牲にせず被写体に寄れるようになった。子どもの発表会やスポーツ観戦、旅先のスナップなど、ズームが欲しい場面は多い。さらに専用の物理ズームボタンが追加され、撮影中のタッチ操作が不要になった。
4. 4チャンネル OsmoAudio
Pocket 3の3マイクステレオから4チャンネル出力に進化。4方向から独立した音声を収録でき、ポストプロダクションでの音声編集の幅が広がる。外部マイクなしでもそれなりの音質が得られる点は、ワンオペVloggerにとって嬉しいアップグレードだ。
5. 35%の大幅軽量化(約116g)
Pocket 3の179gから約116gへと、約63gもの軽量化。ポケットに入るサイズ感はそのままに、持ち歩きの負担がさらに軽減される。にもかかわらずバッテリー容量は1,545mAhに増量され、撮影時間は約200分に延長。軽くなったのに長く撮れるという、通常トレードオフになる2つの要素を同時に改善している。
microSDスロット問題:情報が割れている
正式発表で最も注目すべきポイントのひとつが、microSDカードスロットの有無だ。現時点で情報が矛盾している。
非搭載説:最新のパッケージ裏面写真にmicroSDスロットの記載が見当たらない(出典:thenewcamera.com)
搭載説:以前リークされたクイックスタートガイドには「microSDスロット(保護カバー付き)」の記載がある(出典:YouTubeリーク動画)
もし非搭載の場合、107GB固定での運用となり、4K/30fps撮影で約3〜4時間が上限。旅行やイベントでの長時間撮影が多いユーザーにとっては大きな制約だ。4月16日の正式発表での確認は必須となる。
デザインの変更点・物理ボタン追加
— OsitaLV (@OsitaLV) March 31, 2026
リーク済みのクイックスタートガイドや実機写真から、以下のデザイン変更が確認されている。
追加された物理ボタン:スクリーン下部に専用ズームボタンとカスタマイズ可能なCボタンの2つが新設。Pocket 3ではタッチ操作中心だったため、手袋着用時やアクティブな撮影中にボタン操作できるようになるのは大きな改善だ。
フロントLEDライト:ジンバルヘッド部分にLED補助光を内蔵。暗所でのセルフィーVlog撮影で効果を発揮する。
マグネット式アクセサリーマウント:ジンバルのロール軸モーター部分にマグネットポイントを備え、LEDライトやワイドアングルレンズなどのアクセサリーを着脱できる設計。
ケースの小型化:付属のキャリングケースはPocket 3用より一回り小さくなっているとの報告がある。
Creator Comboの同梱物
パッケージ裏面から確認された「オールインワンクリエイターパッケージ」の同梱物は以下の通り。
Pocket 4本体、ジンバルクリップ、1/4インチネジ付きハンドル、キャリングケース+ポーチ、フィルライト(補助照明)、広角レンズ、ワイヤレスマイク送信機、マグネットクリップ、マグネット式充電ケーブル、マグネット、ウインドスクリーン×2、ミニ三脚、リストストラップ、USB-C 3.1データケーブル
注目すべき点として、開封動画ではこの充実した内容にもかかわらず「Creator Combo」のブランディングが確認されていない。Pocket 3で大人気だったCreator Comboのアクセサリーを標準パッケージに統合した可能性もゼロではない。
発売日・販売スケジュール
| スケジュール | 日時 | 確度 |
|---|---|---|
| 正式発表 | 2026年4月16日(水)21:00 JST | 公式確定 |
| 中国向け出荷開始 | 2026年4月20日前後 | 極めて高い |
| 米国販売開始 | 2026年4月最終週 | 高い |
| 日本販売開始 | 発表と同時〜4月下旬 | 高い |
DJI製品は発表と同時に予約・販売が開始されるケースが多い。Pocket 3の時もグローバル同時発売だったため、4月16日の発表直後から日本でも購入可能になる可能性は十分にある。発売直後は品薄になることも予想されるため、購入を検討している方はあらかじめ販売サイトをブックマークしておくとよいだろう。
なお、4月20日はNAB(全米放送機器展)ウィークの真っただ中にあたり、映像制作プロフェッショナルへの訴求も意識したスケジュールとみられる。
価格の予想
| モデル | 海外予想価格(USD) | 日本予想価格 |
|---|---|---|
| Pocket 4(標準モデル) | $499〜$599 | 約75,000〜85,000円 |
| Pocket 4 Creator Combo | $649〜$749 | 約95,000〜110,000円 |
もしDJIが標準モデルを$499——Pocket 3と同じ価格帯——で投入した場合、ストレージ・DR・ズーム・音声と全方位的にアップグレードしながら価格据え置きとなり、非常に攻撃的なプライシングといえる。
参考として、Pocket 3は現在Amazonで63,360円前後まで値下がりしている(2026年4月時点)。
Pocket 4 Proの最新情報
標準モデルとは別に、「Osmo Pocket 4 Pro」の存在が複数のソースから確認されている。
| カメラ構成 | デュアルカメラ(広角+望遠) |
| FCC認証 | FCC ID: 2ANDR PP041(2025年12月22日取得) |
| カラーサイエンス | Hasselblad搭載の噂あり(未確認) |
| 発売時期 | 2026年5〜6月(標準モデルとの共食い回避のためずらす方針) |
| 米国販売 | 不透明(FCC Covered List追加後の認証のため) |
Proモデルは、DJI Air 3Sなどのドローンで実績のあるデュアルカメラ構成を小型ジンバルカメラに持ち込む意欲的な製品だ。ただし2025年12月のDJI Covered List追加問題(米国FCC)の影響で、米国での正規販売は不透明な状況にある。日本市場への影響は現時点では確認されていない。
競合:Insta360 Luna
Pocket 4の唯一の直接的ライバルとなるのが、Insta360が発表済みのジンバルカメラ「Luna」だ。
Lunaはデュアルカメラ設計を特徴としており、Insta360のCEO自らXで公式にアナウンスしている。2026年上半期中の発売を目指しているとされるが、具体的な発売日や価格は未定のままだ。
DJIが先にPocket 4を$499で市場投入した場合、Lunaは発売前から厳しい価格競争を強いられることになる。ポケットジンバルカメラ市場におけるDJIの支配力は、Pocket 4で少なくとももう1サイクル続くだろうと海外メディアは分析している。
Osmo Pocketシリーズの歴史
Pocket 4の位置づけを理解するために、シリーズの進化を振り返っておこう。
| モデル | 発売日 | センサー | 最大解像度 | 発売時価格 |
|---|---|---|---|---|
| Osmo Pocket(初代) | 2018年12月 | 1/2.3型 | 4K/60fps | 44,900円 |
| DJI Pocket 2 | 2020年10月 | 1/1.7型 | 4K/60fps | 49,500円 |
| Osmo Pocket 3 | 2023年10月 | 1型 | 4K/120fps | 74,800円 |
| Osmo Pocket 4 | 2026年4月 | 1型(14stop DR) | 4K/120fps〜 | 75,000〜85,000円? |
世代を追うごとにセンサーが大型化(1/2.3型→1/1.7型→1型)し、暗所性能が飛躍的に向上してきたのがPocketシリーズの歴史だ。Pocket 4ではセンサーサイズは1型を維持しつつ、ダイナミックレンジ・内蔵ストレージ・ズーム・音声・軽量化と「センサー以外の弱点」を全方位的に潰すアップデートに舵を切った形となる。
Pocket 3を今買うべき? Pocket 4を待つべき?
Pocket 4の発表が目前に迫った今、Pocket 3は価格が下落傾向にあり魅力的な選択肢でもある。判断のポイントをまとめた。
Pocket 4を待つべき人
まだVlogカメラを持っていない人(最初の1台にするなら最新モデルが後悔しにくい)、ズーム機能が欲しかった人、予算8万円前後を出せる人、内蔵ストレージに魅力を感じる人、音質を重視する人(4ch OsmoAudio)、そして軽さを最優先する人。
Pocket 3を今買うべき人
コスパ重視の人(5〜6万円台で最高峰のVlogカメラが手に入る)、microSDカードスロットが必須の人、すぐに撮影を始めたい人(発表後の品薄を避けたい)、DJI Mic 2をすでに持っている人(Pocket 4との互換性が未確定のため)、旅行やイベントで1日中撮り続ける長時間撮影派。
Pocket 3は「型落ち」になるわけではなく、1インチセンサー・3軸ジンバル・4K/120fps対応の完成度の高いVlogカメラであることに変わりはない。値下がりした今が最もコストパフォーマンスの高い買い時ともいえる。
購入先・予約方法
DJI製品は発表と同時に以下のようなネットショップで一斉に販売開始されるのが通例だ。
DJI公式ストア(store.dji.com/jp)——限定セット・アクセサリー同梱モデルが出ることがある
Amazon——発表直後に即掲載されるケースが多い
楽天市場——SPU・お買い物マラソンとの組み合わせでポイント還元が大きい
ヨドバシカメラ / ビックカメラ——ポイント還元込みで実質最安になることも
発売直後は品薄になる可能性が高いため、購入を検討している方は事前にアカウント登録・支払い設定を済ませておくことをおすすめする。
まとめ
DJI Osmo Pocket 4は、Pocket 3の高い完成度をベースに、ユーザーが「ここさえ改善されれば完璧なのに」と感じていたポイントを的確に押さえたアップデートとなりそうだ。
Pocket 4 注目ポイントまとめ:
107GB内蔵ストレージ(800MB/s)でSDカード不要に。14ストップのダイナミックレンジで逆光・夜景に強い。2倍ロスレスズーム+物理ボタンで撮影の幅が広がる。4チャンネルOsmoAudioで音声品質を底上げ。約116g / 約200分——軽くなって長く撮れる。フロントLEDライト内蔵でセルフィーVlogに対応。シングルカメラ構成(デュアルはPro版で後日対応)。
発表日は2026年4月16日(水)21:00。価格は$499〜$599(約75,000〜85,000円)と予想されている。
microSDスロットの有無、日本国内の正式価格、Creator Comboのラインナップなど、正式発表で明らかになるポイントもまだ残されている。4月16日夜のDJIの発表に注目だ。
DJI公式の通知登録はこちら:DJI Osmo Pocket 4 ティザーページ
ソース
DJI JAPAN 公式Xアカウント ティザー投稿(2026年4月9日)
DroneXL — DJI Pocket 4 Packaging Leak Confirms Every Spec(2026年4月4日)
DroneXL — First DJI Pocket 4 Unboxing Points To April 16 Launch(2026年4月8日)
DroneXL — DJI Osmo Pocket 4 Photographed Up Close By OsitaLV(2026年4月8日)
RedShark News — DJI Osmo Pocket 4: specs, price, and release date leaked(2026年4月)
Gizchina — DJI Osmo Pocket 4 Retail Box Leaks Confirm 1-Inch Sensor, 107GB Storage(2026年4月5日)
デジカメinfo — DJI「Osmo Pocket4」のパッケージ写真とスペック(2026年4月)
気になる、記になる… — DJI Osmo Pocket 4 マグネット式アクセサリー対応(2026年4月9日)
本記事にはリーク情報を含みます。正式発表時にスペック・価格等が変更される可能性があります。
最終更新:2026年4月10日

