ウイルス感染より怖い「人間の錯覚」を狙う現代の詐欺。累計5万台出荷のアルパカPC、アクセスした瞬間に偽サイトを遮断する超軽量セキュリティ「Webroot」と自作AIツールの全台標準装備を開始
株式会社もっとのプレスリリース
ウイルス感染より怖い「人間の錯覚」を狙う現代の詐欺。累計5万台出荷のアルパカPC、アクセスした瞬間に偽サイトを遮断する超軽量セキュリティ「Webroot」と自作AIツールの全台標準装備を開始
中古パソコン販売「アルパカPC」を運営する株式会社もっと(本社:埼玉県羽生市、代表取締役:桑澤優羽歩)は、2026年3月より、販売するすべてのパソコンに対し、フィッシング対策に特化したセキュリティソフト「Webroot」および独自開発ツールを標準装備するサービスを開始いたします。
本取り組みは、近年のネット上の脅威が「ウイルス感染」から、人間の錯覚を狙う「フィッシング詐欺」へと急激に移行している社会情勢を受けたものです。
中古PC市場において、販売店側が能動的に「安全かつ便利な環境」を提供する新たなスタンダードを提案します。

【背景】「ウイルス対策」だけでは、もうお客様を守れない現実
フィッシング対策協議会への報告件数は、2019年の約5.6万件から、2024年には約172万件へと6年間で約30倍に急増しました(※1)。一方、IPAへのコンピュータウイルスの届出件数は2024年で260件にとどまっています(※2)。
かつて被害の主流は「怪しいファイルを開いて感染する」ウイルス被害でしたが、今は「本物そっくりの偽サイトに誘導されて、情報を盗まれる」フィッシング被害だということが、数字からもはっきりとわかります。この傾向が、2025年に入って一気に深刻化しました。
個人の資産もビジネスの現場も、フィッシングに狙われている
フィッシング詐欺に使われる偽サイトには、「作られてから数時間で使い捨てられる」という特徴があります。多くのセキュリティソフトが採用する「ブラックリスト方式」(危険なサイトをリストに追加→リストに載ったサイトをブロック)をかいくぐる新しい手口です。新しい偽サイトがどんどん量産され、次々と新たな被害が生まれています。

事例1)証券口座の乗っ取り被害
2025年初頭から、楽天証券・SBI証券をはじめとする大手ネット証券において、フィッシング詐欺を起点とした口座乗っ取り・不正取引が相次ぎました。偽のログイン画面でIDやパスワードを盗まれ、保有株を勝手に売却される被害が次々と発生。金融庁の公表によれば、2025年2月〜4月の約2か月半で不正取引は1,454件、不正売買の金額は約954億円にのぼりました(※3)。被害はその後も拡大し、大きな社会問題となっています。
事例2)ビジネスチャットのなりすまし詐欺
さらに2025年末から2026年にかけて、ビジネスチャット「Chatwork」上で、実在する経営者や取引先になりすました詐欺が急増しています(※4)。「請求書を確認して」「至急振り込んで」というメッセージでフィッシングサイトへ誘導し、ログイン情報を盗み取ったり、不正な送金を要求する手口が横行。運営元のKubell社が異例の注意喚起を行う事態に発展しました。
従来の「ウイルス対策ソフト」だけでは防ぎきれないこれらの脅威に対し、株式会社もっとは、セキュリティ意識の低いPC初心者を守るため、アルパカPC・タロー店長が厳選した3つの安心・便利を全台に標準搭載することを決めました。
『新生活安心パッケージ』について
すべてのPCに以下を標準で同梱・設定した状態で出荷いたします。
1 「Webroot」セキュリティソフト(1年間無料)
未知のフィッシングサイトをアクセスした瞬間にクラウド上で判定・遮断する超軽量ソフト(インストール容量約15MB)。中古PCの動作を重くしません。
2 生成AIスターターガイド(冊子16P+プロンプト集)
PC初心者でもすぐに生成AIを活用できるためのオリジナル入門セット。
3 アルパカPC便利ツールボックス(永久無料)
画像変換やPDF編集など、日常で役立つ13種類のブラウザツール。プログラミング未経験の店長が生成AIを活用して独自開発しました。


<中古PC屋タロー店長から>
9年間「Defenderで十分」と言い続けた中古PC店が、
全台セキュリティソフト標準装備に踏み切った理由
── まず、正直に申し上げます。
当店は開業以来9年間、セキュリティソフトを標準搭載せずに出荷してきました。理由は明確で、Windows 10以降、OS標準の「Microsoft Defender」のウイルス検出性能が飛躍的に向上し、無料で使える優秀なソフトがあるのに、余計なコストをお客様に転嫁すべきではないと判断していたからです。
「ウイルス対策」だけでは、もうお客様を守れない
その信念を2026年3月に捨てたのは、脅威の主役が「ウイルス」から「フィッシング詐欺」へと明確に変わったからです。2025年以降に多発したネット証券の口座乗っ取りや、ビジネスチャットでのなりすまし詐欺。これらに共通するのは、被害者が「ウイルスに感染していない(人の判断ミスにつけ込まれている)」という点です。Defenderのウイルス検出力がいくら高くても、ここには対応しきれません。
当店のお客様こそ、最も狙われやすい
当店で中古パソコンをご購入いただくお客様の多くは、40代〜60代の「新生活に向けて、とりあえず安価なパソコンを」という方々です。この層は、まさにフィッシング詐欺のメインターゲットと重なります。「このサイト、開いて大丈夫かな?」を毎回自分だけで判断するのは、詳しい方でも難しい。ましてやパソコンに不慣れな方にとってはなおさらです。
だからこそ「軽さ」と「リアルタイム遮断」のWebrootを選んだ
数あるソフトから「Webroot」を選んだのは、アクセスした瞬間にクラウド上で怪しいサイトを判定・
ブロックする仕組みを持ち、かつ「中古PCでも動作が重くならない」超軽量設計だったからです。サクサクとストレスなく動くことが、中古PC屋としての第一の約束。そこは絶対条件でした。
また、お客様にとっては、PCを買って終わりではなく、そこからが始まりです。パソコンが届いてから「安心して使い始められて、しかも便利に使いこなせる」、そんなサポートを形にしたいという思いがありました。今回の「新生活安心パッケージ」は、それをすべて盛り込んだ内容になっています。
業界への問いかけ:中古PCにセキュリティの「標準」はあるか
中古パソコン業界において、セキュリティソフトの標準装備はまだ一般的ではありません。多くの販売店がDefenderのみの状態で出荷しています。当店も9年間そうしてきました。
しかし、フィッシング詐欺が年間170万件を超え、誰もが被害に遭う時代に、「Defenderが入っているから大丈夫」で済ませていいのか。特に、パソコンに詳しくないお客様が多い中古PC市場だからこそ、販売店側がもう一歩踏み込んだ安全対策を標準で提供すべきではないか。
当店のこの取り組みが、業界全体でセキュリティに対する考え方を見直すきっかけになれば幸いです。(アルパカPC・タロー店長)
【会社概要】
会社名: 株式会社もっと
所在地: 埼玉県羽生市須影857-1
代表者: 代表取締役 桑澤優羽歩
設立: 2017年(アルパカPCブランドとして)
事業内容: 中古パソコンの販売(自社EC・楽天市場・Yahoo!ショッピング・auPAYマーケット・実店舗)
累計出荷台数: 50,000台以上 |
受賞歴 : au PAY BEST SHOP AWARD 2025/2024/2019、楽天月間優良ショップ(6回受賞)
URL: https://www.alpaca-pc.com/
参考情報(出典)
※1 フィッシング対策協議会「月次報告書」
https://www.antiphishing.jp/report/monthly/
※2 フィッシング対策協議会「フィッシングレポート2025」(PDF)
https://www.antiphishing.jp/report/phishing_report_2025.pdf
※3 金融庁「インターネット取引サービスへの不正アクセス・不正取引による被害」(2025年4月18日公表時点の数値)
https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/chuui_phishing.html
※4 Kubell社(旧Chatwork社)「Chatwork上でのなりすまし詐欺にご注意ください」(2026年1月14日)
https://www.chatwork.com/

