パナソニック エアーマイスターが教える冬場の換気&加湿術
パナソニック株式会社 コミュニケーションデザインセンターのプレスリリース
パナソニック エアーマイスターが教える冬場の換気&加湿術
気象庁によると、2025年10月の全国平均気温は平年を1.35℃上回り、1898年の統計開始以来、昨年に次いで2番目の高温となりました。過去2年に続き、今年も“スーパー残暑”と呼べる異例の暑さが続き、暖房の利用開始が遅れた家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、11月に入ると朝晩の冷え込みが感じられるようになり、これから全国的に暖房シーズンを迎えます。
11月9日は「換気の日」。これから本格的な寒さが訪れますが、快適な室内の環境づくりや感染症予防の観点においても、冬でも室内の換気や湿度管理が欠かせません。そこで、冬場に実践したい「暖房を使いながらの換気」や「効果的な加湿方法」について、パナソニック エアーマイスターの福田風子が解説します。
【本リリースサマリー】
■今冬の換気・加湿に関する調査
・「冬の換気について、必要だと思う」94%の一方、「冬の換気をガマンしてしまう」70%
・冬の換気をガマンする理由、「部屋が寒くなるから」(77%)、「せっかく暖めた空気を逃がしたくないから」(47%)が上位に
・窓を開けて換気する際のエアコンの使い方、「つけたまま換気する」(51%)、「消して換気する」(41%)
・「暖房使用時に乾燥して困ると感じることがある」71%の一方、エアコンと加湿器を併用していない人が52%
・エアコンと加湿器を併用しない理由、「結露が心配」(35%)、「面倒・手間がかかる」(33%)、「電気代が気になる」(32%)が上位に
・「加湿器を使用する際に気になること」では、「お手入れが手間」(48%)、「結露する」(46%)が上位に
■パナソニック エアーマイスターが教える 暖房と加湿を両立する冬場の換気術
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「冬の換気をガマンしてしまう」70%
エアコンと加湿器を併用していない人が52%に
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「冬の換気について、必要だと思いますか?」という質問では、「とても必要」(40%)、「ある程度必要」(54%)と、94%が冬の換気の必要性を感じていることがわかりました。
一方、「冬の換気をガマンしてしまうことがありますか?」とたずねたところ、「頻繁にある」(19%)、「たまにある」(51%)と、70%がガマンしてしまうことがあると回答しました。


その理由を聞くと、「部屋が寒くなるから」(77%)、「せっかく暖めた空気を逃がしたくないから」(47%)が上位にあがり、圧倒的に寒さが原因であることがわかります。
窓を開けて換気する際のエアコンの使い方については、「つけたまま換気する」(51%)、「消して換気する」(41%)と意見が分かれました。後述しますが、暖房を止めると室温が急激に下がるだけでなく、再び暖め直す際に余計な電力を消費するため、暖房はつけたまま換気しましょう。


また、「暖房使用時に乾燥して困ると感じることがありますか?」という質問については、「頻繁にある」(18%)、「たまにある」(53%)と71%が「ある」と回答。湿度が下がると体感温度も下がるため、乾燥は寒さの原因の一つにもなります。
それにもかかわらず、エアコンと加湿器を併用していない人が52%にものぼることがわかりました。


併用しない理由としては、「結露が心配」(35%)、「面倒・手間がかかる」(33%)、「電気代が気になる」(32%)など、メンテナンスやコストへの懸念が目立ちました。
さらに、「加湿器を使用する際に気になること」では、「お手入れが手間」(48%)、「結露する」(46%)が上位に。加湿の重要性を理解しながらも、実際には“掃除の負担や結露対策”がハードルになっていることがうかがえます。
今回の調査から、冬の換気・加湿について多くの人が「必要だと感じつつ、寒さや手間が理由で十分にできていない」現状が明らかになりました。
そこで冬でも快適に換気・加湿を行うためのポイントを、パナソニック エアーマイスター福田風子が解説します。
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パナソニック エアーマイスターが教える暖房と加湿を両立する冬場の換気術
~暖房はつけたままで換気、加湿機はエアコンの下に置くと効果的!~
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では、冬場に部屋を暖めつつ効率的に換気や加湿をするにはどうすればよいのでしょうか?空気とエアコンのプロフェッショナルであるパナソニック エアーマイスター福田風子が、冬場の効率的な換気・加湿術を伝授します。
■換気にはどんなメリットがある?「家の中の空気は外気よりもキレイ」 は誤解!
換気と聞くと、「屋外の空気の方が汚れているのでは」と思う方もいるかもしれませんが、実は一般的には屋内より屋外の方がキレイです。(幹線道路の近くや、花粉や黄砂の飛来が多い地域等では異なる場合があります。)
屋内の空気には、ホコリ以外にも、花粉やダニ、ハウスダスト、カビなど目に見えない有害物質が浮遊しています。また、身の回りにあるビニールや印刷物のインクのニオイ、消臭剤の香りなどの化学物質、私たちが吐き出す二酸化炭素も、換気が不十分だと屋内にたまってしまいます。快適な環境づくりのために定期的に換気をして新鮮な空気を取り入れましょう。
~冬場の適切な換気方法 3か条~
① エアコン暖房はつけたままで換気しよう
暖房時に換気する際、暖房は消さずに窓を開けるのがおすすめです。エアコンは立ち上がりのときが最も負荷がかかるためです。換気により大幅に下がった室温を元の快適な温度に戻すために、余計に電力を消費してしまうので、暖房はつけたまま換気しましょう。
また、暖房をつける際は暖かい空気は上がっていくため、エアコンの風向きは一番下の足元に向けるのがおすすめです。
② 窓開け時間は短く、こまめに換気しよう
一般的な換気は、時間や回数、部屋の広さや窓の数など、条件によっても変わるものの、「1時間に5分~10分ほどを2回」が目安と言われています。
冬場は部屋の温度の低下を防ぐために、「1時間に2.5分を4回」など、短時間で回数をあげる方法もあります。
③ 開ける窓の場所で節電に
エアコンは冷たい外気を吸うとお部屋が暖まっていないと感知して暖めるパワーを上げて運転します。できるだけエアコンから離れた窓をあけ、エアコンに冷たい外気を直接吸い込ませないようにすることで、節電に繋がります。
■加湿にはどんなメリットがある?湿度をかしこくコントロールして体感温度をアップ!
湿度が10%上がれば、体感温度は1℃上がると言われています。冬は空気が乾燥しているため、体の表面の水分が奪われやすく、水分と同時に熱も取られるため、寒く感じてしまいます。
湿度を上手にコントロールすると、快適なだけでなく、余計な暖房利用の抑制にもつながります。
~加湿機の効果的な使い方 3か条~
① エアコンの風の通り道になる場所に置く
加湿機の加湿した空気を、エアコンの風に乗せて部屋全体に行きわたらせるイメージで設置しましょう。加湿機の吹き出す空気がエアコンにうまく合流するような「風の通り道」に置くのがポイントです。ただし、加湿機の湿度センサーの誤認を避けるために、加湿器本体に直接エアコンの風が当たらない位置に設置し※、エアコンの真下は避けましょう。
加湿空気清浄機は、エアコンの風とぶつかってしまうとお部屋の空気の循環の妨げとなってしまうため、ぶつからないように対面や対角線の壁に置きましょう。
※ 超音波式など水滴を飛ばす加湿方式に関しては、水滴やカルキがエアコン内部に付着する可能性があるため、エアコン付近への設置はお避け下さい


① 超音波式やスチーム式は床に直接置かない
低温の空気は下にたまりやすく、また温度が低いと空気中に含める水分の量が下がります。加湿機を低い位置に設置すると、湿度センサーが高い湿度を検知した場合うまく働かないことがあります。
また、水を超音波によって霧状にして噴出する超音波式や、ヒーターで水を加熱し蒸気をだすスチーム式の場合は、水の粒子が大きく、下に落ちてきやすいので、濡れても困らない物の上に。
ただし、気化式やハイブリッド式はファンを搭載して自ら気流を起こせるので、その限りではありません。製品ごとに適した置き場所は取扱説明書にも記載されているので、設置前に目を通しておきましょう。
加湿方式の説明はこちら
https://panasonic.jp/kashitsu/select.html
② 結露防止のために窓から離す
加湿された空気が窓に当たると、冷やされて結露になってしまいます。特に、気密性の高い住宅は窓と室内の寒暖差がでやすいため注意が必要です。このほか、超音波式の場合、家具の近くに置くと、湿気によって傷んだり歪んだり、水道水のカルキが加湿した空気と一緒に放出され、家具などを白く汚すこともあります。購入の際は、加湿機の方式も合わせて検討しましょう。
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ヒーターレスで省エネ(※1)、パナソニックの加湿機
さらに、エアコンで換気&加湿ができる!エオリアLXシリーズ
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■省エネ(※1)&ナノイーで清潔加湿を実現「ヒーターレス気化式加湿機」(FE-KX07C)

パナソニックの加湿機はヒーターレスの「気化式」を採用。ヒーターを使用していないため、消費電力を抑えることができます(※1)。さらに「フィルター清潔モード」で、運転停止時に「ナノイー」を加湿フィルターに充満。加湿フィルターを清潔に保ち、菌の繁殖や加湿能力の低下を抑えます。(※2)
※1:「強」モード時、消費電力14W
※2:ナノイー発生ユニットは、交換不要です。
■冷暖房しながら換気も加湿も「エオリア LXシリーズ」

パナソニックのエアコン「エオリア」の中で唯一、換気機能を搭載している「LXシリーズ」。外気を取り込む「給気」換気だけでなく、 室内の空気を屋外に排出する「排気」換気も可能です。さらに、給水不要で、外気中の湿気を取り込んで、すばやくたっぷり加湿する「給水レス加湿」を搭載。冷暖房しながら、お部屋にうるおいと新鮮な空気を届けます。
ヒーターレス気化式加湿機(FE-KX07C)についてはこちら
https://panasonic.jp/kashitsu/products/FE-KX07C.html
エオリア(LXシリーズ)についてはこちら
https://panasonic.jp/aircon/24LXseries.html

【パナソニック エアーマイスター 福田 風子】
パナソニック株式会社 空質空調社
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
■「2025年 今冬の換気・加湿に関する実態調査」概要
●調査地域:全国
●調査期間:2025年10月21日~10月28日
●調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
●調査対象:エアコンを所有している20~60代の男女
●有効回答:512名(男性:270名、女性:242名)
※調査結果を引用いただく際はパナソニック「エオリア」調べを引用元として記載ください。

