パナソニック株式会社 コミュニケーションデザインセンターのプレスリリース

近年、テレビ視聴のスタイルが多様化し、視聴者のニーズや視聴方法に大きな変化が見られます。パナソニック株式会社は、10代~40代の男女800名を対象に「テレビ視聴に関する意識調査」を実施しました。1990年代後半から2010年頃に生まれたZ世代をはじめとする若年層では、リアルタイムで番組を視聴したいという意向や、推し活が影響していることが明らかとなりました。
<調査TOPICS>
・テレビ番組を見るためのデバイスで最も多いのは8割以上がテレビと回答。また、スマホ・タブレットでのテレビ番組視聴は伸びてきているものの、Z世代においてもテレビ視聴が根強いことが明らかに。
・「テレビ番組はリアルタイムで見たい」と思っている人の割合は全体で6割以上、10代が最多の77.0%となり、次いで20代の70.0%。意外にもZ世代が多数を占める結果に。
・リアルタイムで見たい理由は「前回からの続きなど番組の内容が気になるから」が57.9%と最も多いという結果に。
・放送時間が決まっているため、見たい番組をいつもリアルタイムで見ることができず悔しい経験をしている人は半数以上にのぼる。特に10代女性は75.0%、20代女性は67.0%となり、他の世代と比較しても多いという結果になっている。
・テレビ番組の録画をする人は全体の約7割と、レコーダーもまだまだ使用傾向があることが判明。
・「リアルタイムで見たい」「録画して見たい」番組ともに、バラエティ・連ドラが多い一方、「リアルタイムで見たい」番組は次いでニュース番組、スポーツ番組が多く、「録画して見たい」番組は映画や音楽番組が多い。
・移動中にテレビ番組コンテンツ視聴する人は10代が43.0%、20代46.0%と、他の世代よりも多く、Z世代の半数近くが視聴する結果に。移動中に見逃し配信番組を見る人は約7割となり、リアルタイムでテレビ番組コンテンツを視聴する人も3人に1人と一定数いることが判明。
・年末年始や改編期に多い長時間番組や大型特番を視聴している際に困ることの最多は「お風呂に入るタイミング」。次いで「自分の予定と重なり、リアルタイムで視聴できない」となり、リアルタイムで視聴したいという意識がうかがえる。
・Z世代の女性は「好きなタレント情報から検索」がきっかけという人が最多に。テレビ番組の視聴にも“推し活”が影響していることが考えられる。
[調査概要]
・調査主体:パナソニック株式会社
・エリア:一都三県
・調査対象者:週3回以上テレビを視聴している10代~40代の男女 800名
・調査期間:2025年9月26日~2025年9月 30日
・調査方法:インターネット調査
・実査委託先:楽天インサイト株式会社
※調査結果を引用いただく際は「パナソニック調べ」を引用元として記載ください。
<テレビ番組を見るためのデバイスで最も多いのは8割以上がテレビと回答。また、スマホ・タブレットでのテレビ番組視聴は伸びてきているものの、Z世代においてもテレビ視聴が根強いことが明らかに>
まずテレビ番組を見るためのデバイスは何かを聞いたところ、「テレビ」が82.8%、「スマホ・タブレット」が12.9%という結果になりました。また、10代では75.5%、20代では80.5%が「テレビ」と回答しており、スマホ・タブレットでのテレビ番組視聴は伸びてきているものの、Z世代においてもテレビ視聴が根強いことが分かります。



<「テレビ番組はリアルタイムで見たい」と思っている人の割合は全体で6割以上、10代が最多の77.0%となり、次いで20代の70.0%。10代~20代の方がリアルタイムで見たいという割合が高いという結果に>
次に、テレビ番組を「リアルタイムで見たい」と思うかを聞いたところ、「とてもそう思う」と「そう思う」を合わせると、全体で66.8%となりました。中でも10代が77.0%、20代が70.0%と、30代、40代よりも高い結果に。意外にもZ世代はリアルタイムでテレビ視聴をする層であることが浮き彫りとなりました。



<リアルタイムで見たい理由は「前回からの続きなど番組の内容が気になるから」が57.9%と最も多いという結果に>
次に、テレビ番組を「リアルタイムで見たい」理由を聞いたところ、「前回からの続きなど番組の内容が気になるから」が57.9%と最多となり、次いで「他の人と同じタイミングで見て共感したいから」が25.8%、「話題に乗り遅れたくないから」が22.7%となりました。

<放送時間が決まっているため、見たい番組をいつもリアルタイムで見ることができず悔しい経験をしている人は半数以上にのぼる。特に10代女性は75.0%、20代女性は67.0%となり、他の世代と比較しても多いという結果になっている>
次に、放送時間が決まっているため、視聴したい番組をリアルタイムで見ることができず悔しさを感じた経験があるかを聞いたところ、「よくある」と「たまにある」を合わせると、58.1%と半数以上の方が悔しさを感じた経験があることが分かりました。特に10代女性は75.0%、20代女性は67.0%が悔しさを感じた経験があると回答。他の世代と比べても、テレビ視聴をする中で悔しい思いをしているようです。



<テレビ番組の録画をする人は全体の約7割と、レコーダーもまだまだ使用傾向があることが判明>
続いて、テレビ番組の録画をすることがあるかも聞いたところ、「よくする」と「たまにする」を合わせると67.4%となり、7割近くの方が録画をしていることが分かりました。特に10代では69.0%、20代では62.0%が録画をすることがあると回答しており、まだまだレコーダーの使用傾向が高いことがうかがえます。



<「リアルタイムで見たい」「録画して見たい」番組ともに、バラエティ・連ドラが多い一方、「リアルタイムで見たい」番組は次いでニュース番組、スポーツ番組が多く、「録画して見たい」番組は映画や音楽番組が多い>
「リアルタイムで見たい番組」、「録画して見たい番組」をそれぞれ聞いたところ、ともに「バラエティ番組」と「連続ドラマ」が多い結果となりました。さらに見てみると、「リアルタイムで見たい番組」は、以降「ニュース番組」が30.4%、「スポーツ番組」が29.6%、「音楽番組」が26.8%と続き、リアルタイムでないと味わえない共感や共有で盛り上がることができるジャンルが多い傾向に。そして、女性10代は「音楽番組」が49.0%と半数を占め、最も多い結果となり、次いで「連続ドラマ」が41.0%となりました。
対して「録画したい番組」は、「映画」が32.1%、「音楽番組」が28.0%となり、長時間の放送、繰り返し見ることを目的としたジャンルが多くなるなど、番組ジャンルによる視聴形態のニーズの違いが明らかになりました。
そして女性10代が録画をしたいと思うジャンルは、「連続ドラマ」が66.7%と最も多い結果となり、次いで「バラエティ番組」の47.2%、「音楽番組」の40.3%となりました。リアルタイム視聴でも録画視聴でも「音楽番組」、「連続ドラマ」が高い傾向にあることから、好きなアーティスト、俳優が出演するのを見逃さず、録画でしっかり残していることがうかがえます。




<移動中にテレビ番組コンテンツ視聴する人は10代が43.0%、20代46.0%と他の世代よりも多く、Z世代の半数近くが視聴する結果に。また、移動中に見逃し配信番組を見る人は約7割となり、リアルタイムでテレビ番組コンテンツを視聴する人も3人に1人と一定数いることが判明>
移動中(通勤・通学・外出先など)にテレビ番組コンテンツを視聴することがあるかを聞いたところ、全体では「よくある」と「たまにある」を合わせて36.1%となりました。さらに年代別にみると、10代が43.0%、20代46.0%となり、Z世代の半数近くの人がテレビ番組は移動中に視聴する傾向にあることが分かりました。また、移動中に見るテレビ番組コンテンツは何かを聞いたところ、「見逃し配信の番組」が69.4%となり、「リアルタイムで放送されている番組」を視聴する人も34.0%と一定数いることが分かりました。




<年末年始や改編期に多い長時間番組や大型特番を視聴している際に困ることの最多は「お風呂に入るタイミング」。次いで「自分の予定と重なり、リアルタイムで視聴できない」となり、リアルタイムで視聴したいという意識がうかがえる>
長時間番組や大型特番を視聴している際、困ったことがあるかを聞いたところ、「お風呂に入るタイミング」が40.1%で最多となり、次いで「仕事や学校、家事などの予定と重なり、リアルタイムで視聴できない」が36.9%となりました。リアルタイムで視聴したいけれど様々な要因で視聴することができないことがあることがうかがえます。

<Z世代の女性は「好きなタレント情報から検索」がきっかけという人が最多に。テレビ番組の視聴にも“推し活”が影響していることが考えられる>
続いてテレビ番組を見るきっかけについて聞いたところ、「番組表」を回答した人が全体で41.6%、テレビCMからが33.4%となりました。しかし、10代、20代の女性はともに「好きなタレント情報から検索」が最多となり、テレビ番組の視聴にも「推し活」が影響していることが考えられます。



今回の調査結果から、世代によりテレビの視聴スタイルが多様化している現状が明らかになりました。
まだまだテレビ番組視聴としてのデバイスは「テレビ」が根強い傾向にあり、若年層では「リアルタイムで見たい」という意向が強く、10代・20代のZ世代がその中心を占めています。
また、放送時間が決まっているため、見たい番組をリアルタイムで視聴できないことに悔しさを感じている人が一定数いること、さらに長時間放送される番組を見ているときのお困りごとも明らかになりました。
テレビ番組をリアルタイムで視聴したいというニーズには、どの場所にいても今見たい番組が見られること、追っかけ再生や遠隔からの録画予約など、視聴の選択肢を増やすことが必要です。
多様な視聴ニーズを踏まえ、テレビ視聴環境をより柔軟に対応できるネットワークレコーダー「miyotto」をご紹介します。
<ネットワークレコーダー 「miyotto」>

■テレビ・スマホ・タブレット・プロジェクターなど多様なデバイスに対応(※1)
専用アプリを通じて、スマートフォンやタブレット、ストリーミング端末やスマートプロジェクターなど様々なデバイスでリアルタイムのテレビ番組や録画番組を視聴できるので(※1)リビングのテレビだけでなく、寝室やプライベート・ルーム、さらには外出先でも手軽に視聴できるようになり、視聴時間や場所にこだわらない新しいテレビ体験が可能です。
動画配信サービスで配信されない番組も、リアルタイムで自分の好きなタイミングで楽しむこともできます。

■テレビとのケーブル接続不要で様々な場所に置ける!ワイヤレス&コンパクト設置
ネットワークレコーダー「miyotto」は、従来のレコーダーとは異なり、テレビとのケーブル接続が不要なため、様々な場所に設置できます。コンパクトな本体は、ディーガの1/8のサイズ(※2)で、設置面積を大幅に削減。これにより、限られたスペースでもすっきりと収まり、インテリアに合わせた柔軟な設置が可能です。また、テレビとの接続もワイヤレスで簡単に行え、部屋の隅やアンテナの近くに設置することができ、テレビのそばに設置場所を確保できない場合でも問題ありません。

■充実した録画機能
「miyotto」は、2TBのハードディスクを内蔵し、最大15倍の録画(※3)に対応しているので多くの番組を保存できます。また、3チューナー搭載により1台で3番組の同時録画が可能。見たい番組が重なっても録り逃しを防げます。視聴したい番組を手軽に楽しめます。これにより、録画番組を気軽に保存し、ライフスタイルに合わせた視聴が可能になります。見逃し配信や動画配信サービスで配信されない番組も、リアルタイムで録画することができるので、番組を見逃してしまって悔しい思いをすることがありません。
※1:各デバイス専用の「miyotto」アプリ(無料)のダウンロードが必要です。
【対応OS/プラットフォーム】
テレビ用視聴アプリ:Fire OS/Google TV™(※6)/Android TV™
スマホ視聴アプリ:iOS、Android™
2025年10月24日時点、下記OSに対応。
・スマートテレビ/プロジェクター、ストリーミングデバイス Fire OS 7 以降、Android TV 9.0 以降
・スマートフォン/タブレット iOS 16.6 以降、Android 10.0 以降
●サービスのご利用には、CLUB Panasonicへの会員登録(無料)と、インターネットサービス「ディモーラ」への機器登録(無料)が必要です。一部サービスの利用には、「ディモーラ」のプレミアム会員登録(有料)が必要です。
●本製品に登録できる端末は最大6台ですが、宅内での同時視聴は2台まで、外出先から同時に視聴できるのは1台のみです。
●録画や配信などの同時組み合わせによっては、倍速再生(2.0倍/1.5倍/1.3倍)ができない場合があります。
●各デバイスと本製品を宅内ネットワークに接続してアプリにて機器登録(ペアリング)が必要です。90日間、宅内ネットワークに接続して使用しなかった場合はペアリング期限の更新が必要です。放送制限により視聴できないチャンネルがあります。
●本製品は日本国内に設置のうえ、私的使用の範囲その他法律において明示的に認められている範囲でお使いください。本製品の通信環境や、使用状況によっては、ご利用できない場合があります。別途通信費が必要です。
●ご利用には、インターネットの接続が必要です。FTTH(光)などのブロードバンド回線を推奨。プロバイダーや回線事業者との契約・使用料は別途必要です。ご利用のネットワーク環境により、ファイアウォールや無線ブロードバンドルーターの設定が必要になる場合があります。共用設備などでセキュリティレベルが高く設定されている環境ではご利用になれない場合があります。
●5GやLTEの携帯電話回線での宅外視聴では多くのパケットが必要となります。パケット料金にご注意ください。海外で視聴する場合は、上記のほか、お使いのスマートフォンやタブレットなどの携帯端末が各国の規制基準を満たしておらず使用が認められない場合がありますので、携帯端末の仕様と各国の法規をご確認ください。また、ネットワーク環境によっては視聴できない地域があります。データ通信費(パケット通信料)はお客様のご負担になります。リモート視聴の場合、データ通信のデータ量で加算されていきます。
※2:全自動ディーガDMR-2X203との比較。
※3:15倍長時間録画はハードディスク/USBハードディスクに、BS/110度CSデジタル放送のハイビジョン映像(約24Mbps)をDRモードで録画した場合と、15倍録モード(約1.6Mbps)で録画した場合の比較。地上デジタル放送のハイビジョン映像(約17Mbps)を15倍録モード(約1.6Mbps)で録画する場合は約10.6倍。サラウンド音声やマルチ音声の場合、録画時間が短くなる場合があります。

